子なしアラスカ旅行の振り返り3回目です。
今回は、デナリ国立公園の観光について紹介します。
アラスカで一番人気のデナリ国立公園。北米最高峰のデナリ(マッキンリー山)の裾野に広がる国立公園です。
前回の記事はこちら。アンカレッジ〜デナリ国立公園間のアラスカ鉄道についてです。
doubutsu-koduretabi.hatenablog.com
アラスカ旅行記を最初から読むときはこちら↓
doubutsu-koduretabi.hatenablog.com
- マッキンリーシャレーリゾート
- デナリ国立公園内のバスについて
- アイルソンビジターセンターまでのシャトルバスに乗車
- アイルソンビジターセンター
- デナリビジターセンター
- アンカレッジ〜デナリ国立公園間は片道はバス、子連れならレンタカーで
マッキンリーシャレーリゾート
デナリでの宿はマッキンリーシャレーリゾート。
アラスカ鉄道の到着に合わせてホテルのシャトルバスが運行しています。
敷地内にログキャビンがいくつも建っていて、リゾート感たっぷり。
客室自体は特筆すべきことはなく至って普通です(この大自然に囲まれた環境で普通の客室を維持するのも大変なのでしょうけど)。
フロントのある棟のレストラン、お料理が美味しかったです!
ボリューム満点なのにぺろっと完食し、デザートまで頼んでしまいました。これも甘さ控えめで日本人の口に合います。
Denali Hotel - McKinley Chalet Resort Alaska - Westmark Hotels
デナリ国立公園内のバスについて
デナリ国立公園内には全長92マイルの一本道がありますが、自家用車の乗り入れができるのは入り口から15マイルまで。
そのため、公園内の観光にはバスを利用しなければなりません。
バスにはシャトルバスとバスツアーの2種類あり、特徴は以下のとおり。
シャトルバス
- 観光ナレーションなし
- 途中のバス停で下車、乗車ができる
- 値段安め
バスツアー
- 観光ナレーションあり
- 途中下車はできず、最後まで同じバスに乗る
- 値段高め
どちらも1〜2時間ごとにトイレ休憩(簡易トイレですが意外ときれいです)はあります。
朝の方が動物が活発なので、早朝のバスから予約が埋まる傾向にあります。
さらにより動物を見るために公園の奥に行くバスほど人気があります。
最奥のカンティシュナまで行くバスは往復12時間、一番人気のワンダーレイク行きでも11時間かかります。公園内にレストランや売店はないので、バスに乗る前に食べ物、飲み物は充分持ち込みましょう。
バスの予約は現地でもできますが、ピークシーズンはインターネットで予約しておくと安心です。
予約はこちらから。英語ですが、それほど難しくありません。
バスに乗る時の持ち物
- ランチや行動食
- 水(ハイキングする場合は多めに)
- カメラ、望遠レンズ
- 双眼鏡
- 日焼け止め
- 虫除け(夏にハイキングするなら必須)
アイルソンビジターセンターまでのシャトルバスに乗車
私たちが乗ったのは、66マイル地点にあるアイルソンビジターセンターまでのシャトルバス。
往復所要時間は9時間です。
動物を狙って朝5時台に出発するバスを予約しました。
泊まったログキャビンの外からは、山に昇る朝日が見えました。
リゾートの送迎バスで、デナリ国立公園のバス乗り場まで向かいます。
シャトルバスは先着順の自由席なので、出発前から乗車待ちの列ができていました。
行きは向かって左側の席、帰りは右側の席の方が景色がよく見えます。私たちも早めに並んで左側を確保できました。
出発して約20分でムース(ヘラジカ)が!しかも立派なツノを持つオスです。
カメラ目線をいただきました。
シャトルバスでは、運転手と乗客が全員で動物を探します。見つけたら進行方向を0時として「◯時の方向にムース(見つけた動物)!」と叫ぶとバスを止めてくれます。
こちらはカリブー(トナカイ)。遠くにいました。見つけた人の視力にびっくり!
道端には小動物もいました。これは雷鳥の仲間。
それほど珍しくないのか、何度も見かけましたが、バスが止まってくれたのは一回だけでした。
アメリカの国鳥、ハクトウワシ。これも遠いし後ろ姿ですが、凛々しさはわかります。
バスの車窓からはこの景色!見渡す限りの大自然で、人工物は一切ありません。
ラッキーなことに、デナリがくっきり見えます。アラスカの夏は意外と雨が多く、デナリの頂上が見えるのは3日に一度程度なのだとか。
写真に写っている未舗装道路が公園内唯一の道路です。
アイルソンビジターセンター
約4時間半の道のりを経て、ちょうどお昼時にアイルソンビジターセンターに到着です。
ここでは水が補給でき、トイレも水洗でした。
私たちはここで途中下車。
館内で持参のカップ麺(お湯も持参)を食べて、エネルギーを補給したら、ハイキングをしてみました。
レンジャーおススメの短いトレイルを歩いてみたら、こんな絶景が!左のほうに小さく見えるのがビジターセンターです。
足下では、ジリスが忙しそうに走り回っていました。
さらに、レンジャープログラムにも参加してみました。
ビジターセンター周辺を歩きながら植物についての説明を聞きます。
この日は天気がよかったので、朝は寒くても昼間は歩くと汗ばむくらいでした。
高山植物のような可憐な花が咲いています。
館内には国立公園の動物に関する展示もあります。
さて、帰り道。私たちを乗せてきたバスは行ってしまったので、ビジターセンターで後続のバスの空席を確認してから乗り込みます。
帰りももちろん4時間半。さすがに疲れましたが、動物でバスが止まった時には起きました。
これは行きより近くに出たカリブー。
茂みの中のドールシープも。証拠写真程度ですが。
帰りはやはり、行きよりも動物が出ませんでした。動物狙いなら、早朝のバスがオススメです!
デナリビジターセンター
デナリ国立公園内のシャトルバスに乗った翌日はお昼過ぎの鉄道でアンカレッジに戻ります。
午前中はフリーだったので、早々にホテルをチェックアウトしてデナリビジターセンターへ。
ここは鉄道駅からも近く、歩いて行けます。
ビジターセンター周辺を散策中にはムースが現れました。ツノがないのでメスかな。
中の展示も見応えがあり、1〜2時間過ごすにはちょうどいい規模でした。
Denali National Park & Preserve (U.S. National Park Service)
アンカレッジ〜デナリ国立公園間は片道はバス、子連れならレンタカーで
私たちは往復アラスカ鉄道を利用しましたが、これは少し失敗だった気がします。
アンカレッジ〜デナリ国立公園間はバスでも移動できて、バスの方が早い上に安いです。
鉄道は片道8時間、バスは6時間で旅の疲れが出る頃には2時間の差は大きく感じました。
鉄道ならではの趣きもありますが、行きも帰りも風景は同じなので、よほど好きな方以外は片道をバス移動にすると、時間とお金を節約できます。
ただ、子連れ目線で考えると移動で便利なのはレンタカー。休憩が自由にとれて、他の人に気を遣わずに済みます。
アラスカの道はわかりやすく、夏は雪もないので運転しやすそうでした。
次の記事では、キーナイフィヨルド国立公園のクルーズを紹介します。
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