動物好きの子連れ旅行記

野生動物観察をテーマに、子連れで旅行した記録です。

【振り返り子なし旅行】2009年夏アラスカ旅行記④〜キーナイフィヨルド国立公園クルーズ

子なしアラスカ旅行の振り返り4回目。

今回は、キーナイフィヨルド国立公園編です。

氷河あり、クジラありの盛りだくさんのボートクルーズで満喫してきました。

 

前回の記事、デナリ国立公園についてはこちら↓

doubutsu-koduretabi.hatenablog.com
アラスカ旅行記を最初から読むときはこちら↓

doubutsu-koduretabi.hatenablog.com

アラスカ鉄道でスワードへ

アラスカ旅行も終盤。最後の観光である、キーナイフィヨルド国立公園での氷河クルーズです。 

前日の夜にデナリ国立公園から戻ったばかりですが、今日も早朝からアラスカ鉄道でクルーズが出るスワードへ向かいます。

今回は、展望車両ではなく普通車両に乗りました。

アラスカ鉄道

スワードまでは約4時間、デナリ国立公園ほどではありませんが、こちらも長い行程です。

アラスカ鉄道

出発が早かったので、食堂車で朝食をとりました。これはブレックファストブリトー

ブリトー

こちらはセットメニューの朝食。味はいいものの、朝からすごいボリューミーでした。 

朝食セット

アンカレッジ〜スワード間は水辺を通ります。水辺に建つ家には、水上飛行機が。 

水上飛行機

お昼前に、スワードに到着。駅から港まではすぐそこなので歩いて移動します。 

スワード港

クジラあり、氷河あり。キーナイフィヨルド国立公園クルーズ

船に乗り込み、いよいよ出航です。

屋内の席もありますが、景色のいいデッキに座りました。

写真には半袖で乗っている乗客が写っていますが、夏とはいえ海上は寒いので薄手ダウンなど防寒着が必要です。

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こんなフィヨルドを眺めながら、優雅な船旅です。 

フィヨルド

早速ザトウクジラが登場!幸先のいいスタートです。 

ザトウクジラ

沖合の小島には、カヤックで乗り付けて登る人たちがいました。

沖合の小島

小島を拡大すると、トドがたくさんいます。海での狩りを終えて陸上ではだらっとしていました。

トド

氷河のある場所までは1時間半ほどかけて移動します。

その間にツアーについているランチが配られました。ランチはサンドイッチにスナック菓子、生にんじんというアメリカンなもの。あまり期待しないほうがいいです(笑)。

ランチを終えると、いよいよ氷河が見えてきました。

氷河

氷河には他のクルーズボートがすでに到着していました。

ボートと比べると、氷河がいかに大きいかがわかります。

氷河と船

私たちの船も氷河に接近します。大きすぎて全貌が映りません。氷河の青色が美しいです。

ちなみに、氷河の近くは最も寒かったです。氷がたくさん残るくらいなので当たり前かもしれません。

ダウン、ニット帽、マフラー、手袋と寒さ対策が必要です。

そして氷河のそばでエンジンを切ってしばらく停泊します。停泊中は揺れる揺れる!ぜひ酔い止めも用意しておきましょう。

氷河

氷河の端では、小規模な崩落がひっきりなしに起こっていました。残念ながら大規模崩落は私たちの訪問中はありませんでした。

氷河の崩落

氷河を見たら港に戻ります。

帰りにもザトウクジラが現れました。こちらは親子とのこと。

ザトウクジラの親子

最後に、こんなジャンプを見せてくれました。あっという間のことで、小さくしか写りませんでしたが、生で見ると大迫力です!

(慌てて撮ったので指が写っていますが気にしないでくださいね。汗)

ザトウクジラのジャンプ

クジラに別れを告げ、船はスピードを上げて港に向かいます。

途中の景色はこんな感じ。知床岬に似ているかも?

フィヨルド

6時間ほどのクルーズを終えてスワード港に戻りました。

写真は1日お世話になったボート。外のデッキは寒いけれど、屋内の席は暖かいです。トイレも完備してました。

クルーズボート

再びアラスカ鉄道でアンカレッジへ

クルーズを終えて夕方の鉄道でアンカレッジに戻ります。流石に疲れてしまい、出発するなり眠ってしまいました。

すると走行中に鉄道が突然停車!

線路付近にクマが出たようです。客席から確認できる頃にはかなり遠ざかっていました。

証拠写真程度ですが、写真中央の黒い影がクマです。ブラックベアとのことでした。

ブラックベア

車窓からは、海に沈む夕焼けが見えました。夏のアラスカは日が長いので、この時点で夜9時を回っています。

海に沈む夕日

次の日の便で帰国の途につきました。

とにかく広いアラスカ、どこに行くにも移動時間が長かったのが印象的。それでも時間をかけて見に行く価値のある、雄大な自然に癒された旅でした。

氷河クルーズ比較:26氷河とキーナイフィヨルド

さて、アラスカの氷河クルーズといえば、私たちが参加したキーナイフィヨルド、そしてアンカレッジ南東のウィッティアから出る26氷河クルーズが有名です。

それぞれ以下のような特徴があります。

クジラなどの海洋生物をたくさん見たいならキーナイフィヨルド、氷河をたくさん見たいなら26氷河クルーズを選ぶといいでしょう。

そして、私が子連れで旅行するなら…アンカレッジから近く、クルーズ時間の短い26氷河クルーズを選ぶと思います。

キーナイフィヨルド国立公園

Tours Cruises of Kenai Fjords National Park | Kenai Fjords Tours

  • 見られる氷河はひとつ
  • クルーズ時間は6時間
  • 外海を通るので揺れることがある
  • 移動中にクジラ、トド、パフィンなども見ることができる(可能性が高い)
  • アンカレッジからの移動が長い(鉄道で約4時間)

26氷河クルーズ

Phillips Cruises Alaska Glacier Tours Whittier Prince William Sound

  • 複数の氷河を見る
  • クルーズ時間は4時間半
  • 内海なのであまり揺れない
  • 見られる動物はラッコなど
  • アンカレッジからやや近い(鉄道で約2時間半)