2012年の夏休み、2歳の娘を連れてオーストラリアを旅行しました。これが我が家の初の子連れ海外旅行です。
初めての子連れ海外旅行へのいきさつ
もともと旅行と動物観察が好きで、毎年長期休暇には海外旅行に出かけていました。2010年に第一子となる娘を出産してからというもの、慣れない育児で旅行どころではない日々を送っていました。妊娠中を含めると2年以上海外旅行から離れていたことになります。
飛行機の距離にある実家への何度かの帰省で、子連れでのお出かけには少しずつ慣れてきたけれど、海外となると長時間の移動や周りの目が心配で、第一歩が踏み出せずにいました。
しかし、旅行と動物への情熱(執念?)は消えることなく、少しずつ私の心の中に溜まっていきました。
子連れ海外旅行のバイブル的サイト
そして、私の背中を押してくれたのが、子連れ海外旅行の大先輩・イルカパパさんのサイトです。おきまりのビーチリゾートのみならず、アジア、アメリカ、ヨーロッパ、アフリカ、果ては南米までたくさんの国に子連れで旅行されています。
イルカパパさんのサイトはこちら↓
秘境と呼べるところにも子連れ旅行されているイルカパパさんに勇気をもらい、いざ初の子連れ海外旅行を決意しました。
行き先はオーストラリアに決定
珍しい動物も見られる国といえばオーストラリア。以前旅行したことがあり、なんとなく旅先のイメージができるのもオーストラリア。
ということで、初めての子連れ海外、行き先はオーストラリアとなりました。グアムなど近場のビーチリゾートにはかないませんが、子連れ海外旅行初心者にもおすすめの国です。
時差が少ない
日本とオーストラリアの時差は、場所により−1時間から+1時間。時差ボケで旅行中3日間くらい使い物にならなかった経験があるので、時差が少ない旅先は本当に楽です。
時差ボケでは子供のお世話はできませんから。
先進国で、インフラが整備されている
動物がたくさんいるような秘境では、インフラが整備されていないところもしばしばありますが、オーストラリアではそういった心配はありません。欧米やアジアの都市部と同じように過ごせます。
医療水準も高いので小さい子連れでも安心です。
治安がいい
もちろん、日本ではないので最低限の注意は必要ですが…。オーストラリアは、一般的におおらかで親切な人が多い印象です。
日本と同じ、左側通行
レンタカーで旅行するのに道路事情は重要なポイント。アメリカなど多くの国では左ハンドル右側通行ですが、オーストラリアは日本と同じ左側通行。
市街地以外は交通量も少なめで日本で運転している人なら問題なく運転できそうです。
子連れオーストラリア、夏に行くならケアンズ
オーストラリアにはシドニー、メルボルン、ゴールドコーストなど旅行先として魅力な都市がたくさんありますが、日本の夏休みに行くならケアンズがオススメです。
気候が温暖
南半球にあるオーストラリア。日本とは季節が逆なので、日本の夏休みはオーストラリアの冬にあたります。
この時期、オーストラリア南部にあるシドニーやメルボルンは気温が低く、雨が多いです。
オーストラリア北部のケアンズも冬で、泳ぐには少し寒いですが天気は安定し、暑すぎないので屋外のアクティビティには最適の気候です。
逆に、夏のケアンズ(12〜5月)はとても蒸し暑いので注意が必要です。
フライト時間が一番短い
ケアンズは、日本から一番近いオーストラリアの都市です。ジェットスターが直行便を飛ばしていて、フライト時間も7時間半と、オーストラリアの他の都市より短いのが嬉しいところ。
ケアンズ周辺で動物が見られるエリア
自然に囲まれたケアンズ周辺で、野生動物が見られるエリアを紹介します。
グレートバリアリーフ
ご存知世界遺産のグレートバリアリーフ。ケアンズから1〜2時間船で行くと現れるサンゴ礁の海です。
シュノーケリングやグラスボトムボートで熱帯魚を見たり、運が良ければウミガメに会えることも。
グレートバリアリーフの島々には国立公園や自然保護区に指定されているものもあり、マリンアクティビティだけではなくバードウォッチングも楽しめます。
我が家も検討してみましたが、2歳児連れで海を楽しめる自信がなく、断念しました。次回リベンジしたいところです。
デインツリー熱帯雨林
ケアンズ北部に広がる 世界最古の熱帯雨林で、世界遺産にも登録されています。ワニやヒクイドリなど珍しい動物が住んでいます。
素敵な高級リゾートもあります。我が家も行こうとしましたが、予算が合わず断念。
アサートン高原
ケアンズ南部の高原で、地元の人たちの週末旅行先としても人気です。
ロックワラビーやキノボリカンガルー、カモノハシなどが見られます。アサートン高原はケアンズから日帰りツアーでも行けますが、高原には自然を楽しめる素敵なリゾートが点在しています。
インターネットで調べているうちに、森の中のツリーハウスに泊まれる宿を発見。敷地内も森ではヒクイドリも住んでいるので、運が良ければ見られるかも。
迷わず予約を入れ、1週間の旅行中前半はアサートン高原を回ることになりました。
旅行日程
そんなこんなで旅行のスケジュールが固まってきました。
- 夜便で成田からケアンズへ。(機内泊)
- ケアンズ着後、レンタカーでアサートン高原へ。(アサートン高原泊)
- アサートン高原観光。バリン湖、カーテンフィグツリー、ヘイスティーズ湿地など。(アサートン高原泊)
- アサートン高原観光。マリーバウェットランドやグラナイトゴージ。(アサートン高原)
- ケアンズへ移動。(ケアンズ泊)
- ヒクイドリを見にEtty Bayへ。(ケアンズ泊)
- ケアンズ市内観光。(ケアンズ泊)
- ケアンズから成田へ帰国
フライト、ホテル、レンタカー全て個人手配でした。
オーストラリアは観光目的でもETASという電子ビザが必要なので、申請をお忘れなく。レンタカーを借りるなら、国際免許証も必要です。
大人3人(夫婦とおばあちゃん)と子ども1人のケアンズ旅行。今から考えると人手が多くて楽々な状況ですが、なにせ初めてなので、出発前は不安でいっぱいでした。
次回の記事、子連れLCCについてはこちら↓
doubutsu-koduretabi.hatenablog.com