動物好きの子連れ旅行記

野生動物観察をテーマに、子連れで旅行した記録です。

【2歳児連れ】2012年夏オーストラリア・ケアンズ旅行記④〜アサートン高原観光編

2012年夏に2歳の娘を連れてケアンズを旅行しました。今回は、旅行3日目からまる2日かけて観光した、アサートン高原の見どころを紹介します。

前回の記事、ケアンズ早朝着の過ごし方はこちら↓ 

doubutsu-koduretabi.hatenablog.com

ケアンズ旅行記を最初から読むときはこちら↓

doubutsu-koduretabi.hatenablog.com

アサートン高原観光は日帰り?宿泊?

この記事で紹介しているスポットを地図を落とし込んでみました。

クイーンズランド州政府公園局の地図を引用しています。)

ご覧のとおり、ひとつひとつが離れているので、とても1日では回りきれません。

特に小さい子がいるなら1日2、3カ所行くのがせいぜいでしょう。

もしアサートン高原に1日しか割けないのなら、ケアンズから出ている日帰りツアーの方が効率よく回れます。

でも、動物や野鳥が好きならぜひ1泊でも2泊でも宿泊して、ゆっくり回ってほしいです。各スポットで動物が見られる可能性があり、アサートン高原の魅力は奥が深いですよ。

我が家は3泊しましたが、まだまだ回りきれていないところがたくさんあります。

アサートン高原の見どころ

我が家が訪れたアサートン高原の見どころを紹介します。

上の地図でカーテンフィグツリーを中心にしたエリアで1日、グラナイトゴージのあるマリーバ周辺で1日費やしています。

カーテンフィグツリー Curtain Fig Tree

締め殺しイチジクの木です。

もともと生えていた木に寄生したイチジクが、木の養分を吸収して大きくなったものです。養分を取られた木は枯れ、やがてイチジク自身も枯れてしまいます。

木の枝からはイチジクの根が無数に垂れ下がり、名前のとおりカーテンのように見えます。

とても巨大で、なんだかおどろおどろしい迫力がありました。

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木を一周するボードウォークがあり、ベビーカーでもOK。一周10分ほどと短く、幼児でも歩けるくらいの距離です。ゆっくり見ても30分もあればいいと思います。

ボードウォークには、カーテンフィグツリーの成り立ちを説明する看板も設置されていました。

締め殺しの木の成り立ちを示す看板

運が良ければ希少なキノボリカンガルーに会えるかもしれません。

Curtain Fig National Park (Department of Environment and Science)

バリーン湖 Lake Barrine

火山の噴火でできたクレーターに長い年月をかけて雨水がたまった湖です。世界遺産熱帯雨林に囲まれた湖は、一見の価値ありです。

バリン湖畔

湖を一周するハイキングトレイルもありますが、5kmもあるので我が家はクルーズで湖を見ることに。

トレイル自体は大きな勾配がないので歩きやすいそうです。

クルーズボート

↑こんな船に乗って湖を一周します。

木の上で休むペリカン

ペリカンをはじめ、カモや鵜などの水鳥たちが見られました。

飛んでいるカモ

湖畔の森は世界最古の熱帯雨林で、クルーズのメインはどちらかというと植物でした。

45分ほどと長すぎず、ほとんど揺れないので乳幼児にもおススメです。

クルーズは時期によって1日1〜2回出ています。向かう前にウェブサイトで時間を確認しておくと待ち時間が少なくて済みます。

湖畔にはティーハウスがあり、湖を眺めながら朝食やランチが食べられます。スコーンがとっても美味しかったです。

別記事で紹介するのでお楽しみに!

Lake Barrine Teahouse and Rainforest Cruises

ヘイスティーズ湿地 Hasties Swamp

アサートン高原の中では大きな町、アサートンから車で10分ほどの場所にある、知る人ぞ知るバードウォッチングスポットです。

夕暮れ時に行ってみました。池の周辺は国立公園に指定されていて、2階建ての野鳥観察小屋がありました。

ヘイスティーズ湿地

何か鳥がいるかな、と気楽に考えていましたが、鳥たちは池の向こう側に固まっていました。

カメラで目一杯ズーム(20倍)しても、このとおり。何がどんな鳥だかさっぱりです。バードウォッチング初心者には、なかなか厳しい場所でした。

ヘイスティーズ湿地の水鳥

我が家以外には2組の訪問者がいただけ。静かで平和な夕暮れを楽しめたので良しとします。

2階建ての観察小屋は階段しかありませんので、歩けない子は抱っこ紐があるといいでしょう。また、周辺にお手洗いはないので要注意です。

メイン道路から未舗装道路を少し走ります。雨の直後などは道がぬかるんでいるかもしれませんので、普通車での走行はくれぐれも無理のないようにお願いします。

そう行った意味でも、ここは野鳥ツアーなど、ガイドさん付きで訪れるのがいいかもしれません。

Hasties Swamp National Park (Department of National Parks, Sport and Racing)

グラナイトゴージ Granite Gorge

固有種のマリーバロックワラビーが生息している渓谷です。前の3つのスポットとは別日に行きました。

ここは野生動物観察というより、私営動物園をイメージしていくのが良さそう。

受付で入園料を払うとワラビーがいる岩場に入れます。入園料にはワラビーの餌が含まれています。追加で餌だけ買うこともできます(1ドル)。

野生動物の餌付けには賛否ありますが、この可愛い姿を見ると、もうメロメロ(笑)。

イワワラビー

こんな近距離で餌をあげられます。

イワワラビーの餌付け

お腹のポケットに赤ちゃんがいるお母さんワラビーもいました。ポケットから顔だけのぞいているのが本当に可愛かったです。

赤ちゃんだけアップで。

イワワラビーの赤ちゃん 

足元は岩場で、所々岩と岩の間が深いところがあります。子供から目を離さないようにしましょう。乳幼児は手を繋ぐか抱っこ紐が安心です。

餌付けエリアの奥にはハイキングトレイルが伸びていますが、日陰のない岩場を歩くので小さい子には向きません。

敷地内にはキャンプ場やキャビンがあって、宿泊もできます。外から見る限り、とても素朴な施設で、豪華さを求めない人向きかな(笑)。

ここに行く道路は、途中から未舗装になります。乾いた路面なら普通車でも問題なく通れました。雨の後などは道路状況に注意してください。

granitegorge

 

次回の記事では、動物がわんさか出てくるエコロッジを紹介します。

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