動物好きの子連れ旅行記

野生動物観察をテーマに、子連れで旅行した記録です。

【3人子連れ】2018年末ガラパゴス諸島旅行記⑦〜ティントレーラスそして帰路へ編

3人子連れ(8歳、5歳、1歳)のガラパゴス旅行記、イサベラ島2日目は、ティントレーラスツアーに参加しました。

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doubutsu-koduretabi.hatenablog.com

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ティントレーラスツアー

12月29日、朝からティントレーラス(Los Tintoreras)半日ツアーに参加します。

アシカのコロニーやウミイグアナ、サメなどが見られます。私の下調べでは、ガラパゴスペンギンが見られる可能性が高いとかで、期待が高まります!

港からボートでティントレーラス に渡ります。前日の地獄の船移動が頭をよぎりますが、港の中を移動するだけなので、波もなく、あっという間に到着です。

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移動中、我が物顔でボートにいるアシカや、木の上で休んでいるペリカンを見たら、ティントレーラスにドライランディングで上陸します。

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ティントレーラスの看板

ゴツゴツとした溶岩質のトレイルを歩きます。ここでも日陰はありません。

岩の隙間から海を覗くと、ネムリブカというサメがいました。夜行性らしく、昼間は流れの緩やかな海底でじっとしています。「ティントレーラス」という地名は、このサメが由来だそうです。

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ウミイグアナとサメの共演です

ウミイグアナうじゃうじゃ

ウミイグアナが至るところに沢山います。初めは嬉しくて立ち止まって見ていましたが、本当にどこにでもいるので、そのうちみんな素通りしていました。

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ティントレーラスのウミイグアナは若く小さい個体が多いそう

ここ、ティントレーラスにもアシカのコロニーがあり、赤ちゃんアシカが6匹くらい固まって眠っていました。少し離れた波打ち際では、お父さんアシカが縄張りをしっかり見張っています。

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ウミガメもいました。ゆっくり気持ち良さそうに泳いでいます。写真には撮れませんでしたが、エイも見ました。それにしても、すごく透明な海です。

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シュノーケリングタイム

トレイルの後はシュノーケリングタイムです。ボートでポイントまで移動します。

あれ?まだ目的のペンギンを見ていません。恐る恐るガイドさんに聞くと、

「ペンギンはこの時期(年末)、イサベラ島北部に移動している。もう1ヶ月くらいティントレーラス付近では見ていない」という答え。

ガーーーン!!ネット検索ではペンギンの見られる時期までは出てきませんでした。ガイドさん曰く、ペンギン目当てなら2月以降がいいとのこと。

ポイントに着くと、ガイドさんがアシカやウミガメと泳げるポイントへ連れて行ってくれますが、1歳児連れの我が家はもちろん、お留守番です。沖に出なければ水深は大人の膝下までと浅いので、小さい子でも水遊びができます。足元は溶岩の岩場なのでウォーターシューズがあるといいと思います。

ここもConcha de Perlaのように透明度の高い海で、立っているだけで海中の魚がよく見えます。ウニやウミウシが海底に張り付いていて、天然の水族館のようでした。

30分ほどで、シュノーケリング組が帰ってきました。後はもう港に戻るだけです。

ラッキー!ペンギンに会えた!

ペンギンがいなかったのが心残り、またいつか来られるといいな…と思っていたその時、ガイドさんが叫びました。

「ペンギンがいる!」

なんと、近くの岩場に1羽、ガラパゴスペンギンが立っています。一気にツアー客のテンションが上がりました。みんなが一斉にカメラを向けても、ペンギンはどこ吹く風。

ガラパゴスペンギンは赤道直下に生息する唯一のペンギンで、ガラパゴス諸島西側には寒流が流れ込むのでペンギンが住めるのです。

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念願のペンギン!

このペンギン、船が離れるまで全然動かず、ポーズを取ってくれているかのようでした。念願のペンギンが見られて、本当に嬉しいです。船酔いに負けず、イサベラ島へ来てよかった!

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アオアシカツオドリとのツーショット

いよいよ帰路へ

イサベラ島を満喫したら、楽しかった旅もおしまいです。12月30日、ティントレーラスツアーの次の日、午後の船でイサベラ島を離れます。これから2日間かけて、サンタクルス島とグアヤキルを経由し家路につきます。

地獄の船、再び

イサベラ島にいる間、考えないようにしていましたが、いよいよサンタクルス島行きの船に乗る時が来ました。

行きの経験を生かし、大量の飲み水と濡れタオルを持って乗り込みます。

出航すると、船員さんが窓を開けて回ってます。海水が入らないかな、と心配しつつ、海風が気持ちいいです。これなら大丈夫かもと思ったのも束の間、

バン、バン!

エンジンから何やら不穏な音が…。船は完全に止まってしまいました。止まると波をダイレクトに受けて、船は大きく揺れます。

これはまずい…必死で窓の外に目をやり、海鳥を眺めて気を紛らわせます。と、この旅で初めてのナスカカツオドリが!しかし船酔いをやり過ごすのに精一杯、写真を撮る余裕はありません。結局これが最初で最後のナスカカツオドリでした。

応急処置が済んだのか船は再び進み始めました。が、やはりエンジンの調子が悪く、止まっては進み、止まっては進みを繰り返し、サンタクルス島まで2時間のところ、3時間半もかかってしまいました。

途中からは遭難するんじゃないかと気が気ではなく、船酔いはどこかに吹っ飛んでしまいましたが、キツい船旅でした。これから行かれる方は、覚悟して乗ってください。

バルトラ空港フードコートのトラブル

12月31日、サンタクルス島で1泊した後はグアヤキルまで移動です。

ホテルが呼んでくれたタクシーでイタバカ海峡まで行き、バルトラ島への連絡船に乗ります。帰りはツアーではなく、個人での移動だったので、連絡船の料金1ドル、空港行きのバス代5ドルを払います。(行きはツアー代に含まれていたようです)

頼んだものが出てこない!

バルトラ空港では、ちょうどお昼時だったので、フードコートでピザを頼みました。

が、待てど暮らせど出てきません。他のお客さんも注文したものが出てこないので、イライラしている様子です。30分近く待っても出ないので、キャンセルを申し出ました。店員は、あと10分でできる、いや5分で出るなど、説明がコロコロ変わります。5分で出てきても、もう搭乗時間に間に合いません。しかし返金は一切できないとのことで、ピザ代(1切れ10ドルの高級ピザです!)は諦めざるを得ませんでした。

名前は忘れましたが、バルトラ空港のフードコートでピザを売る店は一つしかありませんでした。すごく待たされるので、よほど時間に余裕がある人以外、オススメしません。店員の対応も不誠実でした。

グアヤキルの年越し

ホテル Continental 

帰国前日に泊まったのはホテルContinental(コンチネンタル)。グアヤキルの街のど真ん中にあり、イグアナ公園は目の前です。グアヤキルでは治安が心配だったので、出歩かなかったのですが、ホテル周辺に限れば昼間は問題なさそうな雰囲気でした。

ベッド3台の部屋にベビーベッドを入れるとやや手狭ですが、1泊だけなら許容範囲です。古さを感じる建物ですが、清潔に保たれています。

さすがは都内のホテル、wifiはサクサク、24時間営業のレストランが入っていて便利です。ちなみにこのホテル、インターコンチネンタルホテルグループとは無関係です。 

Welcome to our hotel | Hotel Continental Ecuador, Guayaquil

年越しは花火と爆竹

この日は大晦日。夜になるとあちこちから花火が上がり、部屋の窓からも見えました。

花火、きれいだなーと眺めていると、年明けの少し前から、

バババババババン!

凄まじい爆竹の音です!このホテルは中心地にあるので、周辺からも人が集まり、爆竹を鳴らしています。下を見ると、道路では等身大の人形を燃やしています。エクアドルでは、その年の不運を背負わせた人形を燃やす風習があるそう。

年を越しても花火と爆竹は止みません。明け方になってようやく静かになりました。当然、みんな寝不足です。ぼーっとした頭のまま、朝のフライトで帰国の途につくのでした。

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