動物好きの子連れ旅行記

野生動物観察をテーマに、子連れで旅行した記録です。

【3人子連れ】2019年夏 キャンピングカーで行くカナダ・アラスカ旅行記②〜RVの手配

RV(キャンピングカー)旅行でまず必要なのが、当たり前ですがRVの手配です。

今回は、RVの特徴や予約時に気をつけたいことをご紹介します。

前回の記事はこちらから↓

doubutsu-koduretabi.hatenablog.com

RVの特徴

RVは、車内にキッチンやバスルーム、ベッドなどを備えた動く家です。

RVの良い点

○ロードトリップが楽になる

アメリカやカナダの長距離ドライブで悩みなのが、田舎ではちょうど良い休憩スポットが少ないことです。

ドライブ中にトイレに行きたくなっても、次のガソリンスタンドやお店は数十キロ先ということもしばしばあります。

その点、RVにはトイレがあるので、安全なところに停めてすぐに休憩できます。

停車中もガスコンロが使えるので、写真のようにコーヒーを入れたりすることもできます。

停車しているキャンピングカー

◯暑さ寒さをしのげる

走行中はもちろん、電源付きのキャンプサイトなら停車中もエアコンが使えるので、外の天気に悩まず快適に過ごせます。

◯自炊できる

北米の田舎では食事の選択肢が少なく、ハンバーガーなどのアメリカンな食事しかない場所もあります。

日本の食生活に慣れていると、毎日毎食ハンバーガーでは飽きてしまいますよね。

キッチン付きのRVなら食材を買って好きな料理が作れます。

冷蔵庫は意外と大きいので、生鮮品だって買えます。

自炊することで食費を抑えることもできます。

◯荷造り不要

宿泊場所がたびたび変わるような周遊型の旅行では、移動のたびに荷造りと荷解きが必要です。

子供が小さいと結構時間がとられる作業です。

RVは泊まっている部屋ごと移動できるので、いちいち荷造りをしなくてもいいのです。(走行中に物が落下するので出しっぱなしはNG。引き出しや戸棚にしまっておきます。)

RVのイマイチな点

×運転役に負担がかかる

RVは車種にもよりますが、確実に乗用車よりも大きいです。

曲がるときは内輪差に注意したり、バックのときに後ろが見にくく、運転に気を遣います。

慣れない土地で慣れないクルマを運転するので、過度な負担にならないよう、複数で運転したり、長距離移動が連続しないようにするといいでしょう。

×燃費が悪い

大きく重量があるRVは、はっきり言って燃費がとても悪いです。大体リッター3kmくらい。

燃料タンク自体も大きいので、1回の給油でかなりお金がかかります。

運転席のメーター

×小回りがきかない

RVは街中を走るのに向いていません。

RVパークというRVで泊まれるキャンプ場は、たいてい町外れにあるため、町の中心に行くときは歩くことが多くなります。

大自然を満喫した後は町で外食や買い物を楽しみたいというとき、歩くのが面倒になってしまうかもしれません。

カナダでRVを借りる

自分でRVを持っている場合を除き、レンタル会社から借りる必要かあります。

レンタル業者について

RVレンタル会社は、レンタカーほど業者数は多くなく、営業所は大都市近郊にあるのがほとんど。小さな町では借りられないと思った方がいいです。

カナダのユーコン準州内では州都ホワイトホース以外では業者を見つけられませんでした。(ウェブサイトがないローカルな会社はあるかもしれません。)

カナダの大手RVレンタル会社は、Fraserway RVとCanadream。この2社はホワイトホースに営業所があります。

このうちオンライン予約が使いやすかったCanadreamで借りることにしました。

ちなみに、Canadreamで借りると提携のRVパークや観光施設の割引が受けられます。

CanaDream | RV Rental | RV Sales |RV Storage | RV Service | CanaDream

RV Dealer: Sales, Rentals, Service, Parts Fraserway RV

RV車種の選び方

レンタル会社のサイトでは、RVの車種を選んで予約できます。

どの車種を選んでも、キッチンやバスルーム、エアコンといった装備はついています。

注意すべきは乗車定員。赤ちゃんでも人数に含めて、定員オーバーの車種は借りられません(予約しようとするとエラーになりました)。

我が家は5人家族なので、写真のような定員6人のミディアムモーターホームを借りました。

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定員に余裕があるので、ゆったりと使えました。

逆に、大きいお子さんのいる家族や大人だけのグループで定員ギリギリの車種だと窮屈に感じるかもしれません。

ただし、小さい車種のほうが運転は楽なので、運転役とも要相談ですね。

貸出時間、返却時間に注意

RVはレンタカーと違って24時間いつでも貸出や返却ができるわけではありません。Canadreamでは、貸出は13〜16時、返却は8〜10時となっていました。この時間以外の貸出や返却には割高な追加料金がかかります。

貸出の際は、保険などオプションの説明や、装備の使い方のレクチャーがあるので時間がかかります。

我が家の場合は2時間ほどかかり、レンタル会社の営業所を出発したときはすでに夕方になってました。

慣れないRVで夜道を運転するのは危ないので、初日は長距離移動をせず、近場で宿泊がおススメです。

返却の際も、スタッフによる車体のチェックがありますので20〜30分ほど見ておきましょう。

オプションについて

RV本体以外に色々なオプションがあり、それぞれ追加料金がかかります。

我が家が使ったオプションを紹介します。

借りられる物品

我が家はコンビニエンスキットという、タオルや食器、寝具一式を人数分借りました。1セット95カナダドルでした。

バスタオル

ウォルマートなどの量販店で現地調達するか家から使い古しを持っていけば不要だったような気がしますが、時間の節約にはなりました。

そのほか、チャイルドシートやトースターなども借りられます。トースターは借りてなかったんですが、なぜかキッチンに入ってました(笑)。

追加マイルやその他の手数料

Canadreamの場合、レンタル料金に1日100kmの距離が含まれていますが、それ以上運転する場合は超過距離分料金がかかります。Googleマップなどで走るルートを調べておき、距離によっては事前に追加マイルを買っておくと安くなります。

また、CanadreamのRVでアメリカに入国するときは事前に言って手数料を払う必要がありました。

また、返却の際は洗車、車内の掃除が必要なんですが、小さい子がいると朝はバタバタするとわかっていたので、掃除不要のオプションをつけました。

掃除だけでなくロードサービスなども込みで175ドルでした。痛い出費ですが、返却当日に洗車する暇は皆無だったので、つけてよかったです。

予約はお早めに

RVは台数が限られるので日程が固まったら予約しておきましょう。特にピークシーズンの夏は早めに予約しておくと安心です。

RVさえ予約して押さえておけば、オプションについては後からでも追加可能です。

 

次の記事はバンクーバー滞在の前編です。

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