動物好きの子連れ旅行記

野生動物観察をテーマに、子連れで旅行した記録です。

【3人子連れ】奄美大島夏休み旅行6〜ナイトツアーでクロウサギを見る

2020年夏に奄美大島へ行ってきました。

今回は、この旅行で一番楽しみにしていたナイトツアー。どんな動物に会えるかは運次第ですが、アマミノクロウサギに会いたい一心で出発前から申し込みました。

前回の記事はこちら。

doubutsu-koduretabi.hatenablog.com

この旅行記を最初から読むときはこちら。

doubutsu-koduretabi.hatenablog.com

ナイトツアーで動物ウォッチングしよう

今回の奄美大島旅行で私が一番楽しみにしていたのが、このナイトツアーです。

コロナで外出自粛の間に考えていた、「コロナが収まったら行きたい旅行」でも奄美のナイトツアーが入っていました。

doubutsu-koduretabi.hatenablog.com

「東洋のガラパゴス」と呼ばれる奄美大島は、アマミノクロウサギをはじめ、固有種が多く生息しています。

もちろん、野生動物を見るツアーですから何が見られるかは運次第。

一回のツアーで満足に観察できなかった場合を考え、旅行2日目にナイトツアーを予約しました。もしあまり動物が見られなかった時は、5日間の旅行の後半に再度ツアーに参加する作戦です。

奄美大島北部からツアー集合場所は意外と遠い!

旅行2日目は午前中に海とプールで遊んだあと、午後はお部屋でお昼寝タイム。

ナイトツアーで帰りが遅くなるので、体力を温存しておきます。

夕方、ツアー時間に合わせてホテルを出発しました。

計算外だったのが、ツアーの集合場所である住用町が意外と遠かったこと!

奄美北部にあるホテルカレッタからは車で約1時間かかりました。

さらに、住用町周辺に飲食店があまりないので、夕食は市街地の名瀬で済ませるのがベストです。

我が家は完全に時間配分を間違え、夕食は通らかかった名瀬のコンビニで買ったものを車内で食べることになりました…。

四駆オープンカーで山道を登る

ツアー会社の奄美ネイチャーコムに着くと、すでにガイドさんが待っていました。ツアー時間は約2時間ですが、途中お手洗いはないので事務所で済ませておくと安心です。

準備ができたら、ジープに乗り込み出発です!

このジープ、窓も天井もないので360°視界があり、ちょっとしたアドベンチャー気分でした。

動物注意の看板

集落を過ぎると、クロウサギ注意の看板が。

ダム

ダムを見たり。

シダ植物

大きなシダ植物、ヒカゲヘゴを見ながら、山道を登ります。

ツアー後半では、未舗装の山道に分け入って走るので、ちょっとしたアトラクションのようで楽しかったです。

ツアーで観察できた動物たち

約2時間のツアー中、ガイドさんが照らしてくれるライトを頼りに動物を探します。

何が見れるかはお楽しみ!ここでは我が家が見た動物を紹介します。

アマミノクロウサギ

奄美大島と徳之島にのみ生息しているアマミノクロウサギは、ナイトツアーの主役と言ってもいいでしょう。

遭遇率はほぼ100%とのことですが、観察しやすい個体に会えるかどうかは運次第です。

1回のツアーで3羽見れればいい方と言われましたが、幸運なことに8羽も見ることができました。

出発時間が早かったので、他のツアー車がいないうちに山に入れて、ウサギにあまり警戒されていなかったようです。

8羽中3羽は、ちょうど道路沿いでお食事中だったので、車が近づいても逃げなかったのでじっくり観察できました。

ウサギにしては耳が短いのが特徴のアマミノクロウサギ。道路沿いの草を食べていました。

クロウサギ

 まあるい後ろ姿がかわいいですね。

クロウサギ

正面から。 

クロウサギ

すぐに逃げていく個体も多い中、食事風景をゆっくり見ることができて感動しました。

子供たちもウサギの可愛さにメロメロ!旅行後も「奄美でウサギを見た」と話しています。

カエル

カエルは数種類見れました。その度にガイドさんが種類を教えてくれたのですが、なかなか覚えられず…。

写真はオットンガエルだったかな?

奄美で一番大きなカエルだそうです。確かにめっちゃデカかった!

カエル

ヘビ

ヘビも見れました!

奄美といえば、ハブが有名ですが、私たちが見たのはアカマタという種類です。ハブが恐れて逃げていくという、凶暴な種類だそう。

すぐに逃げてしまって、写真がブレブレです。

ヘビ

満点の星空とホタル

ツアーに参加した日は、よく晴れたので満点の星空でした。集落から離れると、余計な灯りがないので星がよく見えました。

そして山にはホタルが飛び交い、星空と相まってそれはそれは幻想的でした。

ホタルは車にも入り込み(オープンなので)、子供の服にしばらく止まっていましたよ。

服に止まったホタル

ナイトツアーをもっと楽しむためのポイント

ナイトツアーは、車から降りることはないので、子どもからお年寄りまで楽しめるツアーです。

そんなナイトツアーをもっと楽しむためのポイントを紹介します!

開始時間は日没前後がベスト

ツアー開始時間を選べるようなら、日没前後スタートがおすすめです。

ナイトツアーのコースはほぼ決まっているので、繁忙期には狭いエリアに数十台の車が集結するのだとか。こうなると動物はなかなか道路沿いに現れません。

なので、他の車が来る前の、日没前後がおすすめです。ちなみに我が家は夏休み時期に19時スタートで、偶然にも日没ちょっと前くらいでした。

特に小さい子がいる時は、ツアー時間が遅いと眠くなってしまうので、早目スタートが吉です。

夏は虫除けがマスト

ツアー会社の案内にもあると思いますが、夏のナイトツアーは虫除け必須です。山の中にオープンカーで行くので当然虫は多いです。

走っている最中は気になりませんが、車を止めて観察中は、結構蚊が出ていました。

逆に冬は、奄美といえど防寒着が必要になります。

撮影には高倍率ズームかビデオがおすすめ

道路沿いに出てきた動物は、ガイドさんがライトで照らしてくれるので肉眼では比較的見やすいです。

ですが、撮影となると高倍率ズームか、望遠レンズが必要です。ガイドさんのお勧めはビデオカメラでした。

いずれにせよ、ライト以外は真っ暗で動きの素早い動物を撮るには、スマホではかなり厳しいでしょう。

我が家が利用したツアー会社

奄美のナイトツアーをやっている会社はいくつかありますが、我が家が利用したのは奄美ネイチャーコムさん。

小さい子は参加不可のナイトツアーもある中で、こちらは特に年齢制限なし、子供料金の設定もあり5人家族の我が家でも比較的安く参加できました。

ガイドさんも親切で、とってもオススメです!

AMAMI NATURE COM アマミネイチャーコム | 奄美大島ナイトツアー専門店 

 

次の記事は、奄美シュノーケリングできるビーチです。

doubutsu-koduretabi.hatenablog.com