動物好きの子連れ旅行記

野生動物観察をテーマに、子連れで旅行した記録です。

冬にキャンピングカーでグランドサークルを回る時に注意すべきこと

子連れロードトリップにとっても便利なRV(キャンピングカー)。

冬に快適にRV旅行をするためには、注意しなければならないことがいくつかあるのでご紹介します。これさえ抑えれば、冬でもRV旅行を楽しめること間違いなしです。

キッチンやバスルーム、ベッドが車内にあるのでどこでも寝られて食事や用も足せるのがRVのいいところ。

アメリカの田舎では、周辺にお店が全くない場所も少なくないので、子連れロードトリップにはとにかく便利です。

キャンピングカー

RVの特徴はこちらの記事もどうぞ。 

doubutsu-koduretabi.hatenablog.com

まずは車内の凍結防止

とにかく車内の水が凍らないようにする!これに尽きます。

年中暑いと思われがちなグランドサークルですが、冬は気温がマイナスになったり、大雪に見舞われることも少なくありません。

−10℃以下の厳しい冷え込みが続くと、水のタンクやパイプが凍結してしまい、車体へのダメージにつながることもあります。

実際に我が家が水を凍結させてしまった時の記事はこちら↓

doubutsu-koduretabi.hatenablog.com

我が家の場合は幸いにも車体へのダメージは避けられましたが、旅行日程を大幅に変更せざるを得ない状況になってしまいました。

そういった事態にならないためには、事前の対策が必要です。

極寒の地を避ける

グランドサークル内でも特に寒さが厳しいのが、ブライスキャニオン国立公園。

標高2,500m前後と高地にあるため、特に気温が低いです。ブライスキャニオン周辺のRVパークは全て冬季クローズすることを考えても、RVでブライスキャニオンに行くのは避けたほうがいいでしょう。

逆に、グランドサークル南部にあるセドナやバレーオブファイヤー州立公園は冬でも比較的温暖で、ハイキングなど外のアクティビティも無理なく楽しめます。

いずれにせよ、目的地に向かう前に天気予報をチェックし、あまりにも寒さが厳しいようなら日程を変更したり、柔軟に対応するといいです。

目安としては、最低気温が−10℃を下回ったり、最高気温が0℃以下の日が何日も続くような場合は要注意です。

不凍液を毎日流しておく

冬のグランドサークルでは、夜は氷点下まで冷え込むので、タンクやパイプの凍結防止に不凍液を毎晩寝る前に流すよう言われます。

不凍液は、写真のようなボトルでウォルマートやRVショップで売っています。1ガロン(3.78リットル)入りで大体3ドルくらい。

どれくらいの量を流すのかさっぱりわからず(汗)、毎晩適当な目分量をキッチンとトイレ、洗面シンクに流し、10日間のレンタルで2ガロン分を使いました。

また冬にRV旅行をする機会があれば、適量を確認したいと思います。

不凍液のボトル

ウィンタライズする

もう一つの対策がRVのウィンタライズ(冬支度)。これは、RV内の水を全て抜き、不凍液で満たすというもの。RVショップなどで30分ほどで作業してもらえます。

ウィンタライズしたRVは、凍結の心配なくどんなに寒い場所でも行けますが、車内で水が使えなくなってしまいます。お手洗いのみ不凍液を流せば使用できますが、キッチンやシャワーが使えないのはRVのメリット半減かもしれません。

プロパンガスの残量に注意

RVの車内は暖房が効いて冬でも快適です。RVの暖房はプロパンガスで動くので、夏に比べてプロパンガスの減りが早いです。

こまめに残量をチェックして、補充するといいでしょう。プロパンの補充は、RVパークやガソリンスタンドでできますが、資格を持つスタッフに作業してもらう必要があります。Google マップで「Propane refill near me」と検索すると、近くで補充できる場所が見つかるはず。

RVレンタルのスタッフに教えてもらった、プロパンガスの節約術はこちら。

電気ヒーターを使う

電気ヒーターを併用することで、暖房のプロパンガスの消費を抑えられます。

ウォルマートなどの量販店のRVコーナーに売っています。小型で機能がシンプルなものなら20ドルくらい。 

電気ヒーターを使うときは、RVパークのフックアップに繋ぐか、RVのジェネレーターを使用しましょう。

給湯は電気を利用する

RVの給湯はプロパンガスと電気を切り替えられます。

フックアップサイトなど外部電源が確保できる場所では電気による給湯にするといいでしょう。特にシャワーなどお湯をたくさん使う時には、電気給湯の方が安心です。

電気給湯では、水を温めるのに15分くらい時間がかかります。 

フックアップ付きのサイトを選ぶ

電気ヒーターも電気給湯も、外部電源のある場所で有効な節約術です。

冬場は特に、宿泊するRVパークを選ぶ時にはフックアップ付きのサイトを選ぶといいでしょう。

日程をフレキシブルに

冬のグランドサークル旅行は天候次第な部分が多いです。そのため、できる限り柔軟に動けるようにしておくことが鍵になります。

RVパークやツアーの予約を入れてしまうと、どうしても日程が縛られてしまうので、あえて我が家ではラスベガスの前泊後泊ホテル以外は、出発前に予約を入れませんでした。

冬のグランドサークルはRV旅行者が少ないので、RVパークは前日予約や当日飛び込みでも十分なところがほとんどです。(ただし、冬季クローズしてないことだけは事前に調べました。)

毎晩、天気予報とにらめっこしながら次の日のRVパークを探すという作業も、意外と楽しいものでした。

そのほか、冬のグランドサークル旅行の注意点はこちらの記事もどうぞ。

doubutsu-koduretabi.hatenablog.com

次の記事では、実際の我が家の行程をご紹介します!