2019年8月下旬に3人(9歳、6歳、2歳)の子を連れてカナダとアラスカをRV(キャンピングカー)で旅行しました。
今回は、クルーズの町スキャグウェイを後にして、再びユーコン準州の州都ホワイトホースへ戻ります。
山越えの絶景とゴールドラッシュ時代の足跡をたどるドライブルートでした。
前回の記事、スキャグウェイについてはこちら↓
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この旅行記を最初から読むときはこちら↓
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クロンダイクハイウェイでホワイトホースを目指す
RVの旅も後半です。
アラスカ州スキャグウェイからRVを返却するホワイトホースまで移動します。
およそ2時間半の道のりです。
スキャグウェイ〜ホワイトホース間を走るクロンダイクハイウェイは、景観列車ホワイトパス&ユーコン鉄道とカナダ国境まで並行しています。
スキャグウェイの鉄道駅舎を横目に出発です。
スキャグウェイを出るとぐんぐん山道を登ります。
車窓からは山々のこの景色!
カナダ国境手前では、道路工事中。厳しい冬の前に急ピッチで作業を進めていました。こんなに人里離れた道路を整備してくれる作業員に、頭が下がります。
スキャグウェイから約40分ほどでカナダ国境に到着。パスポートを見せ、「アルコール、タバコ持ってる?」と聞かれただけで無事通過できました。
入管なので写真は撮っていませんが、ここはすごい絶景!ぜひ自分の目で確かめてください。
カナダとアラスカ州には+1時間時差があります。
カナダに入り、名もなきレストエリアがあまりにもきれいだったので休憩。晴天と秋の穏やかな山々…。アルプスの少女ハイジの世界のようです(スイス行ったことないけど)。
写真左側に見える道路がスキャグウェイから伸びるクロンダイクハイウェイ。車のCMに出てきそうな道路です。
レストエリア自体はこんな感じ。お手洗い(多分ボットン)とゴミ箱あり。
360度山に囲まれています。海抜0mのスキャグウェイから、一気に標高1,000m近く登ってきました。晴れていても山の上なので平地よりも寒いです。
駐車場からはトレイルらしきものが伸びていて、焚き火跡があったので、山の縦走の拠点となるのかもしれません。
カナダに入ると、ハイウェイは川に沿って走ります。
なんだか入浴剤を溶かしたような、人工的とも言える色の川。氷河から溶け出した成分によるものだそう。
先住民の文化と歴史の町、カークロス
カナダ国境から1時間弱で山間の小さな町、カークロスに着きます。
カークロスの5km手前に、Bove Islandというレストエリアがあります。湖の上に浮かぶ丸い島がBove Island。
その昔、この辺りの開拓した経緯などが看板に書いてあります。開拓された道がゴールドラッシュでも使われ、多くの人を呼んだそう。
開拓される前は2つの先住民族が暮らすエリアでした。今も先住民たちの文化が根付いています。
足元には、こんな可愛い動物もいました。ホッキョクジリスです。
冬眠に備えて、短い夏と秋の間に食料を集めて大忙しです。
カークロスの町です。人口は500人ほど。ホワイトパス&ユーコン鉄道の終着駅でもあります。
写真はスキャグウェイ〜ホワイトホース間で唯一のガソリンスタンド、Carcfross Grocery & RV Park。食料品店とカフェ、さらにRVパークを併設しています。
このカフェで遅めのランチにしました。味は…まあ普通ですが、ローカル感溢れる雰囲気で、ロードトリップ気分が盛り上がりました。
ホワイトホースでオーロラを見る!
カークロスから1時間ほどでホワイトホースに着きました。
最後のRVパークは、Caribou RV Park。クロンダイクハイウェイとアラスカハイウェイの交差点から約1マイルの場所にあります。
RVパークの詳細はこちらの記事をどうぞ↓
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さて、この日はオーロラ予報でオーロラの活動レベルが高いと出ていました。しかも、ホワイトホースはオーロラが見やすい「オーロラベルト」に位置しています。
期待を込めて、町から離れたRVパークにしたのでした。
オーロラ予報サイトはこちら。3時間予報のほか、今後27日間の予報も確認できます。
Aurora Forecast | Geophysical Institute
日が沈み、真っ暗になったら期待通りのオーロラが!
断続的に揺らめく緑色の光のカーテンを見ることができました。
写真が撮れなかったので私たちが見たオーロラに近いものをお借りしました↓
オーロラ爆発とまではいきませんが、それでも感動的。
ヘインズ、スキャグウェイとオーロラを見ましたが、緯度の高いホワイトホースで見たものが一番きれいでした。
次の記事はカークロスでの犬ぞり体験についてです。
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