動物好きの子連れ旅行記

野生動物観察をテーマに、子連れで旅行した記録です。

【3人子連れ】2019年夏 キャンピングカーで行くカナダ・アラスカ旅行記⑥〜ホワイトホースのRVパーク

2019年8月下旬に子連れでカナダとアラスカをRV(キャンピングカー)で旅行しました。

今回は、我が家が利用したホワイトホースのRVパーク(キャンプ場)を紹介します。

前回の記事ではホワイトホースでRVを借り、買出しを行いました。

doubutsu-koduretabi.hatenablog.com

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doubutsu-koduretabi.hatenablog.com

RVパークとは?

RVパークは、RVが利用するキャンプ場のことです。宿泊するときはRVパークを利用します。

路肩やお店の駐車場などで宿泊することは原則禁止されています。

以前はウォルマートなど大型店の駐車場で夜を明かすRVもあったようですが、現在は取り締まりが厳しくなっています。

「No Camping」「No Overnight Parking」といった標識があるところでは、宿泊しないようにしましょう。

RVパークの主な設備

RVパークは日本のオートキャンプ場のようなイメージですが、RV内で快適に過ごせるよういろいろな設備があります。

オートキャンプ場

RVパークによって多少差がありますが、以下のようなものはほとんどのRVパークにあります。 

フックアップ(Hook up)

フックアップとは、各サイトに設置されている電気、水道、排水のことです。この3つが全て備わったサイトをフルフックアップと言います。

サイトには電気と水道のみがある場合もありますし、フックアップが全くないサイトもあります。

料金は、フルフックアップ>電気水道のみ>フックアップなしの順に高くなります。

電気

電気は、サイト内のコンセントのカバーを開けてコードプラグを挿し、ブレーカーをONにします。

RVパークによって、50アンペア、30アンペア、15アンペアがあります。アンペア数が増えるほど料金が高くなります。基本的に30アンペアあれば充分だと思います。

15アンペアだとキッチンの電子レンジなど使えない機器があるので、30アンペアは欲しいです。個人的に、追加料金を払ってまで50アンペアまでは必要ないと思いました。

RVパークのサイト

地面に立つ棒のようなものが電源コンセントと水道です。
水道

サイト内の蛇口とRVの差込口にホースを繋げればOK。水道用ホースは白っぽい色の細いものです。

水道の水をそのまま使う場合はRVの「City Water」と書かれたところに繋げます。これで水は使い放題になります。

RVの水タンクに水を溜めるときは「Water Tank」に繋げます。タンクがいっぱいになると水が溢れてくるので、水道を止めます。RVパークを出発する前に水タンクに補給しておくと安心です。

排水

RVには2種類の排水タンクがあります。一つはブラックタンクと言うトイレの汚水、もう一つはグレータンクと言う生活排水です。

どちらも排水ホースでRVと排水口を繋ぎ、タンクのフックを引くと排水します。排水ホースは濃色の太いホースです。水道用ホースとは明らかに違うので、間違うことはないはず。

作業するときは、ゴム手袋があるといいでしょう。

必ず、ブラックタンク→グレータンクの順に排水します。これは、ホース内の汚水をグレータンクの水で洗い流すため。

サイトに排水がない場合でもRVパーク内には必ずダンプステーションと呼ばれる排水できる設備があるので、RVパークを出発するときは排水タンクを空にしておきましょう。

共同トイレ・シャワー

RV内にもバスルームはありますが、RVパークにも共同のトイレやシャワーがあります。

シャワーは個室で、日本のような大浴場ではありません。RVパークによっては有料のコインシャワーになることもあります。シャンプー類は持参しましょう。

コインランドリー

子連れ旅行に助かるコインランドリー。RVパークによって開いている時間が違うので、チェックイン時に確認しましょう。

アメリカではクオーター(25セント)コイン、カナダではルーニー(1ドル)コインが大量に必要になります。両替機かオフィスで両替してもらえます。

コインランドリーの乾燥機

インターネット

我が家が今回利用したRVパークではどこもWi-Fiがありました。といっても、かなりスピードが遅く、動画を見るには不向きです。

メールチェックや軽い調べ物程度と考えた方がよさそう。

RVパークの予約について

我が家が旅行した8月末は、ユーコン・アラスカでは夏の観光シーズン終盤。どこもすでにピークは過ぎた印象でした。

そのため、RVパークは予約なしでも泊まれました。

ピークシーズンである7月〜8月上旬はできれば予約した方がいいかもしれません。

時期を問わず、土地勘がなく不安なら初日のRVパークは予約しておくといいでしょう。大抵のRVパークはウェブサイトから予約をリクエストできます。

我が家は念のため、ホワイトホース初日と途中スキャグウェイのRVパークを予約しましたが、スキャグウェイ以外は当日でも充分空きがありました。

スキャグウェイは、RVパークの規模が小さく当日は予約で埋まっていたので、事前予約が無難です。

ホワイトホースのRVパークを2件紹介

我が家はRVを借りた初日と、返却前日にホワイトホースに泊まりました。

違うRVパークを利用したので、両方ご紹介します。

Pioneer RV Park and Campground 

初日に利用したRVパーク。ホワイトホースからアラスカハイウェイを約10分南下した場所にあります。

まずはオフィスでチェックイン。オフィスは売店併設で食品やRV用品が売っています。オプショナルツアーの申し込みもできます。

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共同のトイレ(右)とシャワー(奥)。きれいですが、エアコンがないのか、朝晩は冷えました。

シャワーはコイン制。1コイン8分で、宿泊料金に2コイン含まれています。1コイン2CADで追加購入できます。使わなかった分は返金してくれます。

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コインランドリーは24時間OK。洗濯2.5CAD、乾燥3CADで、オフィスで両替してくれます。

コインランドリー

フルフックアップサイトは、 37CAD。Canadreamで10%割引になります。

利用した感想は、サイト間の間隔が狭く、すぐそばにハイウェイがあるので便利ですがあまり自然は感じませんでした。

とにかくバスルームが寒かったのがマイナス。真夏ならまた違う評価かもしれません。

サイトから予約したんですが、レスポンスが遅かったのも悪印象でした。予約なしで1泊だけなら許容範囲かな。

Pioneer RV Park and Campground - Whitehorse, Yukon Territory

Caribou RV Park

ロードトリップを終えホワイトホースに戻った時に泊まりました。予約なしですが空いてました。

スキャグウェイからホワイトホースへの道で最初に出てくるRVパークで、こちらもアラスカハイウェイ沿い。ホワイトホースからは車で15分くらい。

オフィスは売店兼ねてます。

キャンプ場の事務所

バスルームとランドリー。

ランドリーは夜10時まで。洗濯2CAD、乾燥3CAD。両替はオフィスにて。オフィスは夜8時に閉まるので要注意。

公共トイレとコインランドリー

バスルームの個室は写真のようにトイレとシャワー一体型。写ってませんが手前に洗面台もあります。

共同バスルーム

暖房があって夜でも暖かいのが嬉しい。シャワーはコイン不要で時間制限なし。

ここのサイトは電気水道のみで、1泊42CAD。Canadreamで10%割引があります。

排水は、ダンプステーションが1ヶ所あります。

我が家は利用してませんが隣がレストランなので自炊しなくても大丈夫そうです。

場内に木が多いからか、自然に囲まれている印象でした。

リスも発見。虫も多かったので苦手な人には厳しいと思います。

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町から離れていて、灯りが少ないので夜はオーロラが見れました!(写真がなくてごめんなさい)

虫嫌いでないならオススメ!

https://www.caribou-rv-park.com

 

次の記事は、ホワイトホースからヘインズまでのドライブ編です。

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