5月の第4月曜日は、メモリアルデーというアメリカの祝日で、連休になります。我が子の通う小学校は、その前の金曜日もお休みで、4連休。
せっかくの機会なので、カナダのアルゴンキン州立公園へ小旅行へ行きました。
- アルゴンキン州立公園とは
- アルゴンキン州立公園のムース
- アルゴンキン州立公園の施設
- アルゴンキン州立公園のハイキング
- ムースウォッチング
- オススメの宿「スプリングレイクリゾートSpring Lake Resort」
- オススメイタリアン「That Little Place by the Lights」
アルゴンキン州立公園とは
カナダ、オンタリオ州にあるアルゴンキン州立公園。カナダ東部の大都市トロントから北へ3時間ほどの位置にあります。
公園の中を国道60号線が東西に走っていて、公園の西口ゲートから東口ゲートまでの距離は56km。アルゴンキン州立公園がいかに広いかがわかると思います。
しかも、道路があるのは公園のほんの一部。公園には無数の湖があり、その湖を結ぶ川をカヌーで探索するのが人気です。また、アルゴンキン州立公園はメープル街道沿いにあり、紅葉の名所としても有名です。
今回、我が家が旅行したのは5月。まだ夏のシーズン前の閑散期。5月は気候が安定せず、雨の多い季節です。実際、3泊4日の旅行中、晴れたのは1日だけ。
しかし、5〜6月は、アルゴンキン州立公園でムースを見るのに一番いい季節だそう。動物好きとしてこれは見逃せません。
Algonquin Provincial Park | Ontario, Canada | The Friends of Algonquin Park
アルゴンキン州立公園のムース
ムースは、ヘラジカとも呼ばれ、鹿の中まで最大の種です。
5〜6月ごろになると、ムースたちは冬の除雪用に撒かれた塩を舐めに公園内の国道沿いに出てくるので、観察しやすくなります。
角は、春になると抜けてしまうので、ムースの特徴でもある大きな角は見られませんが、間近で見られるなら、滅多にないチャンスです。
ムースを見るなら、日の出日の入りの前後2時間が最も確率が高くなります。
アルゴンキン州立公園の施設
公園内のビジターセンターには、アルゴンキン州立公園の成り立ちや生態系、歴史的な背景などが子供にもわかりやすく展示されています。レンジャーがいるので、わからないことを質問したり、オススメのトレイルを聞くこともできます。
入り口すぐのホワイトボードには、その日に見られた動物と見られた地点が書かれているので、動物ウォッチングの参考にできます。テラスからは広大な自然が一望できます。
ハンバーガーやホットドッグといった、簡単な食事ができるカフェが園内に何ヶ所かあるので休憩にも最適です。
公園内にはキャンプ場やカヌーレンタルもあるので、気候が良ければ思い切りアウトドアアクティビティを楽しめそうです。
キャンプはちょっと…なら、優雅なロッジもあります。ただし、お値段はそれなりにするので、我が家は諦めて、公園外の宿を取りました。
アルゴンキン州立公園のハイキング
4日間の旅行中、唯一晴れた1日に、家族でハイキングを楽しみました。
アルゴンキン州立公園には日帰りハイキングトレイルが15本用意されていますが、8歳、5歳、2歳の子を連れて行くので、距離は短めの易しいトレイルを選びました。
ビーバーポンドトレイルBeaver Pond Trail
ビジターセンターからも近く、立派なビーバーダムが見られる一周2kmのトレイルです。雨上がりだったので、ところどころぬかるんでいますが、歩きやすいコースで、子供の足でも1時間半くらいです。
ビーバーは夜行性なのでなかなか観察するのは難しいそう。我が家も朝早くに行ったものの、残念ながらビーバーには出会えず。
トレイル終盤には展望台もあります。ちょうどいいところにベンチまで設置してありました。
ハードウッドルックアウトトレイルHardwood Lookout Trail
その名の通り展望台に向かうトレイルで、1周1kmの短いコースです。最初の上り坂がきついですが、それ以外はいたって簡単、お散歩気分で歩けます。子供の足でも1時間足らずでした。
鳥や花を楽しみながら、見晴らしのいい展望台で休憩できます。
ムースウォッチング
お目当てのムースウォッチングついて。
旅行2日目から最終日の早朝まで、毎日ムース探しをしました。
2日目は、一日中土砂降りだったので、期待せずにお昼近くにアルゴンキン州立公園へ。西口ゲートから入り、東口ゲートまで国道を走るものの収穫なし。
やっぱりこんな雨の日は森の奥にこもってるよね…と帰路についたところ、西口ゲート付近で大きなムースが道路を横断!
小さいものの角がある雄でした。あっという間の出来事だったので写真は撮れずじまい。
3日目。旅行中唯一の晴れ間。前日のこともあって期待しながら公園内を走るも出会えず。この日は、早朝、日暮れ時ともはずれでした。
4日目早朝、いよいよ最後のチャンスなので気合を入れて日の出前(5時半ごろ))から公園へ。
しばらく走ったもののムースはいません。途中、湖が鏡のようになっていたので思わずパチリ。
この近くでは大きなキツツキがドラミングしてました。
やはりムースに会えないままそろそろ時間切れ。ホテルに戻ろうとしたところ、またしても西口ゲート近くの道路脇で草を食べているムースを発見!
↑助手席の窓が写ってますが、こんな距離感でした。
大きさからしてまだ子供のようです。すぐ横に停車して、窓を開けても気にすることなく草を食べていました。
しばらく観察した後、ムースが森に消えていくのを見送りました。我が家以外は誰もいない、とても贅沢な時間でした。
オススメの宿「スプリングレイクリゾートSpring Lake Resort」
今回の旅行では、アルゴンキン州立公園近くのスプリングレイクリゾートに3泊しました。西口ゲートまでは約20分。
その名の通り、小さな湖沿いに建ち、自由に使えるカヌーや、敷地内にはハイキングトレイルまであります。
スイートのお部屋は2間続きでベッド3台あり、家族5人でも余裕です。併設のレストランもなかなか美味しく、リーズナブルでオススメの宿です。
ここに泊まるとアルゴンキン州立公園のパスが少し安く手に入ります。(通常1日18CADが11CAD)
Algonquin Park Family Vacation - Spring Lake Resort Motel & Restaurant
オススメイタリアン「That Little Place by the Lights」
アルゴンキン州立公園周辺で1番大きな街、ハンツヴィルにあるイタリアンレストランです。
店はそれほど広くないものの、ハイチェア、子供メニューがあり子連れでも大丈夫。
なんといってもパスタがアルデンテでソースも美味しい!アルデンテのパスタはアメリカの田舎町ではまず食べられません。笑
車はレストラン裏手の共同駐車時に停められます。周辺はちょっとしたショッピングストリートなので、お食事の前後に散策するのも楽しそうです。(我が家は子供達が目敏くプレイグラウンドを発見したので、全くお店を見られませんでした。涙)