2021年6月、梅雨入り前の立山へ、ライチョウに会いに行ってきました。
長野側の扇沢から立山黒部アルペンルートに入り、室堂までの様子をご紹介します。
前回の記事、扇沢〜黒部湖まではこちら。お天気に恵まれ、黒部ダムを観光しました。
doubutsu-koduretabi.hatenablog.com
この旅行記を初めから読むときはこちら。
doubutsu-koduretabi.hatenablog.com
黒部湖駅からはケーブルカー
立山黒部アルペンルートの長野側玄関口、扇沢から電気バスで黒部ダムへ。黒部ダムの堰堤を歩いて15分ほどで黒部湖駅に到着です。
黒部湖駅はトンネルの中にあります。外は快晴だったこの日、ひなたでは汗ばむ陽気だったのに、トンネルの中はひんやりと涼しいです。
黒部湖駅からはケーブルカーに乗車します。
駅の待合室にはホテルの空室状況が。
6月の閑散期とはいえ、この日は土曜日。弥陀ヶ原ホテルは今年営業休止、ホテル立山も空室ありとは…。コロナの影響は大きいですね。
ケーブルカーはトンネルの中を進むので景色は見れません。5分ほどで次の黒部平駅に着きます。
支柱のないロープウェイで絶景の大観峰へ
このロープウェイは、立山黒部アルペンルートのハイライトといってもいい乗り物。なんと、駅間には支柱が一本もなく、360度ガラス張りの車内からはパノラマの風景が楽しめるのです。
乗車中に一度、すれ違います。なかなかカメラに収めるのは難しい!
必見の屋上展望台
大観峰に来たら必ず寄りたいのが屋上展望台。黒部湖を見下ろし、山々の景色が本当にきれいです。
屋上展望台へは、もちろん階段で。標高2,300mを超え、息も絶え絶えです。ここでもなぜか子どもの方が元気いっぱい。
期間限定!雪のポケット&雪のトンネル
6月とはいえ、高山の上はまだまだ雪が残っています。立山黒部アルペンルートが運行開始する4月〜6月の中旬ごろまで限定で、雪のポケットと雪のトンネルが楽しめます。
こちらは雪のポケット。要するにかまくら。春の陽気でだいぶ小さくなり、大人がなんとか入れるくらいの大きさです。常にぽたぽた雪解け水が落ちてくるので注意。
こちらが雪のトンネル。服装にもご注目。6月なのにダウンを着るほど寒いです。こちらも雪解け水が降ってきて冷たい。
トロリーバスでいよいよ室堂へ!
大観峰から室堂へは、立山トンネルトロリーバスに乗り継ぎです。
トロリーバスはトンネル内を進むので、外の景色は見れません。車内はフラッシュ撮影禁止。
途中、立山直下を通ります。
10分ほどで室堂に到着です。
室堂ターミナルは、よく晴れた土曜日とあってなかなかの人手でした。
ここから富山側にあるペンルートを通り抜けることもできますが、我が家は室堂にお泊まりです。
春の立山黒部アルペンルートのポイント
- 5月下旬〜6月上旬の梅雨入り前は、混雑もなく穴場です。
- 晴れると日差しが強いので日焼け対策を!
- ふもとで暖かくても山の上は寒いので温度調節できる服装で。雪解け水が落ちても濡れない上着がオススメ。
- 階段が多いのでスーツケース、ベビーカーはNG。
- できれば歩きやすい靴で。とはいえパンプスや革靴で来ている人も見かけました。
次の記事は、雪の残る室堂の様子です。