動物好きの子連れ旅行記

野生動物観察をテーマに、子連れで旅行した記録です。

春の立山でライチョウを見る!ホテル立山宿泊記

2021年の6月、梅雨入り前の立山ライチョウを見に行きました。

立山で泊まったのは室堂ターミナル直結のホテル立山。ここが山の上とは思えないくらいの素敵なホテルでした!

 前回の記事はこちら。雪の大谷とライチョウ観察です。

doubutsu-koduretabi.hatenablog.com

この旅行記を最初から読むときはこちら。

doubutsu-koduretabi.hatenablog.com

ホテル立山は室堂ターミナル直結で便利!

ホテル立山は、立山黒部アルペンルートの室堂ターミナルに直結しています。

これ、超便利な立地です。

室堂に到着したら、大きな荷物はホテルに置いて、身軽に室堂を散策できるのです。

室堂には他にも宿泊施設がありますが、ターミナル直結はホテル立山だけ!

大きな荷物を抱えて宿まで歩かなくてもいいので、体力のない子どもがいても安心ですね。

また、ホテル立山は室堂唯一のホテルで、他の宿泊施設は、山小屋やキャンプ場です。特に小さな子ども連れの旅行では、室堂宿泊はホテル立山一択かなと思います。

ホテル外観

ホテル立山の客室

ホテル立山の客室は、洋室です。

5人家族の我が家は、ベッド4台のフォース仕様のお部屋でした。4歳の末っ子は添い寝です。

ベッドは全てシングルなので、添い寝にはちょっと狭い…一晩だけなので我慢です。寝相の悪い子は要注意ですね。

ホテル客室

正直、お部屋はそれほど広くなく、バストイレ一体のユニットバスやアメニティも含めてビジネスホテルのような感じです。

それでも、ここは標高2,450mの山の上なので、これだけの施設を維持するのは並大抵のことではないでしょう。

部屋の窓からは立山大自然が一望でき、とても癒されました。

宿泊費の半分は、場所代だと思えばリーズナブルに感じられます。

山の上とは思えない贅沢な食事

夕食、朝食は「和食堂たてやま」でいただきました。

定評のある洋食コース料理はコロナの影響で中止とのこと。少し残念ですが、和食の会席も山の上にいることを忘れてしまうような素晴らしい内容でした!

お品書き

富山の海の幸、山の幸がふんだんに使われた御膳です。小学生も同じ内容でした(添い寝の未就学児は取り分け)。

富山湾の宝石と呼ばれる白海老がお寿司とお刺身で2度楽しめるなんて、 とても贅沢ですね。

会席料理

和牛の陶板焼き。脂が程よく甘くて柔らかく、子供達に大好評でした。 

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デザートは抹茶づくし。 上品な甘さで美味しゅうございました。

デザート

こちらは朝食。和洋折衷のバイキングです。内容はごく一般的なものですが、ここは山の上なので、平地のホテルと同じような朝食がいただけることに感謝です。

バイキング会場には自由に持っていける水のペットボトルがあるので、散策中の水分補給もバッチリです。 

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ホテル以外には、朝食や夕食を取れるレストランはありませんので、一泊2食付きのプランをオススメします。

宿泊者限定ラウンジで優雅に夕日を見る

夕食を食べ終えたのが19時前。ちょうど日が沈む頃でした。

ホテル立山の5階には宿泊者限定のラウンジがあります。

ラウンジといっても飲み物や軽食のサービスはありませんが…大きな窓からは雄大な景色が見られるので、ここで夕日を見ることにしました。

我が家以外に誰もいなかったので、貸切状態です。

ラウンジ

ラウンジの窓からは、 山の向こうに沈む夕日が見えました。

夕日

見る方向を変えると、夕日で赤く染まった山肌が見えます。

外のテラスで鑑賞している人もいますね。

夕焼け

どんどん移り変わる空の色が美しく、時間を忘れて見入ってしまいました。

山のずぅっと向こうには富山平野が見えています。

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ちなみに、客室の窓からも夕日が望めました。ラウンジに人が多かったら、客室から見るもの良さそうです。

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退屈する暇なし!充実のアクティビティ

ホテル立山では、色々なイベントやアクティビティを催していて、全てに参加しようとすると時間が足りないほどです。しかもほとんどのアクティビティが無料で参加できます。

以下はアクティビティの一例です。

雪の大谷散策

日帰り客が帰った夕方の雪の大谷を散策します。我が家は昼間のうちに行ったのでスルーしました。予約不要、無料です。

スターウォッチング(星空観察会)

専門家の先生による星空の解説を聞いた後、外に出て星空観察…でしたが、我が家が参加した日は、夜は雲が出てしまい、星はほとんど見られませんでした。

晴れれば素晴らしい星空が広がるはずなので、運次第です。

こちらも予約不要、無料です。

ご来光ツアー

バスで大観峰へ移動し、展望台から後立山連峰の稜線から昇る日の出を拝むというもの。午前3時台にホテルを出るというスケジュールは子連れには厳しく、パスしました。

ご来光ツアーのみ要予約で有料です。

ライチョウウォッチング

ライチョウ観察率の高い5月下旬〜7月上旬に行われています。観察率は驚きの90%以上!

もちろん個人でもライチョウを見ることはできますが、ライチョウの生態に詳しいスタッフの解説を聞きながらの観察はとても良かったです。

ライチョウウォッチングについて詳しくは、次の記事で紹介しています。

doubutsu-koduretabi.hatenablog.com

豊富なレンタル品

標高の高い室堂では、7月まで遊歩道に雪が残ることもしばしば。

ホテル立山では、雪道を歩くのに長靴やスノーシュー、ストックを無料で貸してくれます。子供用の15cm〜各サイズ揃っています。

レンタル品は雪遊び用のソリまで!子どもも大喜びでした。

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室堂で贅沢な雪遊び!

大浴場はキャパ狭め

ホテル館山に泊まって、唯一不満だったのは、大浴場の狭さです。

客室のお風呂はバストイレ一体型のユニットバスなので、大浴場に行ってみると、洗い場はたった6つ!

利用時間は6時〜9時、15時〜23時と限られていて、夜の食事やアクティビティのない時間に行くと大混雑でした。脱衣所の空き待ちで列ができているほど(密ですね…)。

結局夜の入浴を諦め、朝6時に大浴場に行きましたが、同じことを考えている人がたくさんいたのか、朝も混んでいました。が、なんとか入浴できました。

大浴場は温泉ではないので、サクッと部屋のユニットバスを使うのもひとつの手段かもしれません。

ホテル立山基本情報

住所:〒930-1414 富山県中新川郡立山町室堂

電話:076-463-3345

営業期間:4月中旬〜11月下旬頃

アルペンルートオフィシャルホテル|ホテル立山【公式】サイト

日帰り客は帰った後の人がいない室堂は本当に素敵でした。宿泊するからこその楽しみですね。