春の立山でライチョウを見る!ホテル主催ウォッチングツアーに参加
2021年6月、梅雨入り前の立山へライチョウを見に行きました。
立山2日目、いよいよライチョウウォッチングツアーに参加します。
前回の記事はこちら。
doubutsu-koduretabi.hatenablog.com
この旅行記を初めから読むときはこちら。
doubutsu-koduretabi.hatenablog.com
ホテル立山主催「ライチョウウォッチングツアー」
ホテル立山では5月中旬〜6月ごろにかけて、ライチョウウォッチングツアーを主催しています。宿泊者は予約不要&無料で参加できるという太っ腹!
ホテルのチェックアウトは10時ですが、9時からスタートのウォッチングツアーに参加すると間に合わないので、ツアー参加前にチェックアウトを済ますよう念を押されました。
朝食後、荷物をまとめてチェックアウトし、集合場所のロビーへ!
ちなみに、大きな荷物はホテルで預かってもらえる上、長靴も貸してくれる至れり尽くせりっぷりです。
ガイドさんと合流し、今回行くルートを確認します。
ホテルの外に出ると、昨日の快晴とはうってかわったどんより曇り空。ですが、ガイドさん曰く快晴より曇りや雨の方がライチョウが見やすいそうです。
有名な立山玉殿の湧水。ただし、6月上旬はまだ凍っています。6月下旬ごろから水が汲めるようになります。
ホテルすぐそばで早速野鳥を発見!カヤクグリという、イワヒバリの仲間です。
みくりが池周辺でライチョウ発見!
ウォッチングツアーでは、ホテル立山から、みくりが池をぐるっと囲む遊歩道を一周します。
みくりが池を見下ろすベンチで、本日初のライチョウ発見です。ライチョウがいると、遊歩道に人だかりができるのですぐにわかります。
羽の色が黒く、目の上が赤いのでオスですね。足がふさふさ!
この時期のライチョウは縄張りの見張りで忙しく、あまり人間を気にしないので観察しやすいです。みくりが池周辺を縄張りにしている個体は特に人に馴れているそう。
この子もたくさんの人に囲まれていましたが、全く動じていません。
結構長い時間岩の上でポーズを取り、いい被写体になってくれました。目がクリッとしていて可愛いですね。
この美しい姿とは裏腹に、鳴き声は「グェ〜〜」とヒキガエルみたいな声でした。
遊歩道のそばにある散策図です。
遠くに地獄谷が見えています。有毒ガスのため、地獄谷への道は通行止め。
地獄谷の反対側では、みくりが池全景が見えます。 まだまだほとんどが凍っていますね。
みくりが池温泉までやってきました。ここで、池の方からライチョウが飛んできました。
ライチョウはほとんど飛ばないので、珍しい姿を見ることができました。翼やお腹は夏でも白いので、下から飛ぶ姿を見上げると、真っ白い鳥に見えます。
あっという間に何人もの観光客に囲まれて撮影大会が始まりました。私もそのひとり…。
人間のことなど眼中になさそうですね。 これからも、ライチョウと人が程よい距離感で共存していけることを願っています。
ツアーは遊歩道を一周しますが、私はここで途中離脱しました。 途中離脱も自由で、特にガイドさんに断る必要もありませんでした(そもそも人数も数えていない)。
前日とあわせて、3羽のライチョウを見られて、満足でした。前日に見たライチョウはこちら。
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一方その頃、「ライチョウはもういい〜」という子供達は、パパと雪遊び。パパは富山出身で何度もライチョウを見ているので、快く送り出してくれました!
ソリや子供用の長靴もホテル立山で貸してくれます。スノーウェアさえあれば、6月でも雪で遊べます。
日帰りと思われる子どもたちは羨望の眼差しだったそう。これもホテル立山宿泊の醍醐味かもしれません。
立山室堂でライチョウを見るには
ライチョウ観察場所として有名な立山室堂。最も観察しやすい5月中旬〜6月に行けば、かなり高い確率で見られるようです。
一番簡単&お手軽なのは、ホテル立山に泊まり、ホテル主催のウォッチングツアーに参加すること。宿泊すれば、長靴も貸してくれるので荷物が少なくて済みます。
予約不要、途中離脱自由なので、小学生くらいなら子連れでも行けそうです。アップダウンある道なので幼児だとちょっとキツイかもしれません。
もちろん個人で探すこともできます。
立山自然保護センターHP内の「ライチョウ見守りネット」では、最近の目撃情報が調べられます。こまめにチェックすれば、どこでライチョウが見やすいかがわかりますよ。
一番わかりやすい目印は人だかり(笑)。
遊歩道で地面にスマホやカメラを向けている人が何人もいたら、間違いなくライチョウが居るので、そこを目指すといいでしょう。