動物好きの子連れ旅行記

野生動物観察をテーマに、子連れで旅行した記録です。

【3人子連れ】2018年末ガラパゴス諸島旅行記⑥〜イサベラ島編

3人子連れ(8歳、5歳、1歳)のガラパゴス旅行記サンタクルス島を満喫したあとはイサベラ島に渡ります。

前回の記事はこちら↓

doubutsu-koduretabi.hatenablog.com

最初から読むときは↓

doubutsu-koduretabi.hatenablog.com

 

地獄の船移動 

12月28日、3泊お世話になったLobo de Marをチェックアウトし、今日からイサベラ島に2泊します。このホテルにはまた戻ってくるので、2泊分の荷物だけを持って、大きなスーツケースは預かってもらいました。

まだ朝6時半ですが、朝の定期船に乗る人たちで港はごった返しています。ここからサンクリストバル島やイサベラ島など、他の有人島行きの船が出ています。

私たちの船は7時発のSplendor号。係の人に名前を言ってチェックインしたら、荷物検査に進みます。生鮮品などは他の島に持っていけません。といっても、荷物を開けてざっと見るだけ。空港ほど厳重ではありません。

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桟橋にもアシカがいます

沖合に停泊しているSplendor号までは水上タクシーで移動します。料金は1人1ドル(2018年現在)。子供の分は、徴収されたりされなかったり。おおらかですね。

さて、この島間の船、他の旅行記やクチコミでは大不評です。

「お尻が浮く」「2時間揺れっぱなし」「ゲロ船」などなど…。

大げさではなく、全て事実です。普段乗り物に強い人も、酔い止めを飲んでおきましょう。船に乗ってまず配られるエチケット袋が何よりの証拠です。

エアコンはなく、航行中は海水が入らないように窓を閉め切ってしまうので船内はサウナ状態です。熱中症にも気をつけましょう。それでも隙間から海水が入るので、濡らしたくないものはジップロックに入れておきましょう。

間違いなく地獄の移動でした。私の人生で一番長い2時間でした…。もう二度と乗りたくない、帰りのことはあえて考えないようにします。

お金に余裕があれば、飛行機で移動することもできます。ただし値段は5倍くらいするそうです。

島間の船対策

個人差はありますが、

  • 前日しっかり寝ておく
  • 食事は軽めに。ただし空腹にならないように
  • 船に乗る30分前に酔い止めを!
  • なるべく真ん中〜後方の席に座る。前ほどよく揺れます。
  • 飲み物をたくさん持ち込んでおく
  • 電子機器は水に濡れないよう対策を
  • 暑さ対策に濡れタオルがあると便利
  • お金があれば、飛行機でどうぞ(笑)

イサベラ島内観光ツアー

グロッキー状態でやっとイサベラ島に着きました。ここでも水上タクシーに乗って上陸です。(1人1ドル)

港で入島税10ドル(子供半額)を払って、今日のガイドさんと合流します。これからイサベラ島1日観光ツアーに参加します。

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港に入れば波も穏やかです

フラミンゴラグーン

バスでまず訪れたのは、フラミンゴのいる池。フラミンゴが4羽、池の向こう岸近くにいます。水質変化などで、フラミンゴは数を減らしているそう。ノースセイモア島では見られなかったので、見られただけでも良しとします。

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お食事中でした

あわやPC紛失?

ここで、ハプニングが!バスの中に、PCの入ったバッグを置き忘れてしまいました。バスはもうどこかに行ってしまってます。

慌ててガイドさんに伝えると、渋ーい顔をされましたが、 運転手と連絡を取ってくれました。

「次に行くゾウガメセンターでバスと合流できるけど、運転手はそんなバッグはないと言ってる」とのこと。

ガラパゴスとはいえ、ここは南米。目を離した荷物は取られても仕方ないのか…と落ち込みました。

ゾウガメセンター

フラミンゴラグーンからゾウガメセンターまでは歩いて10分ほど。ここもゾウガメの保護施設ですが、チャールズダーウィン研究所と比べると、人が少なく、のんびり見学できます。

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見学を終えると、先ほどのバスが迎えに来ています。バッグは見当たらないとのことですが、車内に入ると…ありました!ちょうど座席の下に潜り込んでいて、見えにくいところにありました。よかった!

Concha de Perlaでシュノーケリング

午後はConcha de Perla(コンチャペルラ)という入り江でシュノーケリングです。

港から伸びる木道を進みます。木道にはアシカがいます。寝ていて動かないので、人間の方が避けて通ります。お昼寝中や授乳中の赤ちゃんもいてとっても可愛かったです。

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この赤ちゃんは生後2週間くらいだそう

Concha de Perlaは穏やかな入り江で、8歳の娘でも十分シュノーケリングが楽しめました。沖に行かなくても色とりどりの魚がたくさんいます。アシカが人のすぐそばを泳いでいるのも見ました。でも、5歳の息子は海へ降りる階段にいるベニイワガニにすっかりびびってしまい、水に入らずじまいでした。

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イサベラ島のタクシー

シュノーケリング後、港でツアーガイドとお別れ。タクシーでホテルへ行ってくれとの案内でしたが、それらしき車は一台もいません。

港の事務所で聞いても、「待てばそのうち来るんじゃない?」

待つこと15分ほど。やっと来ました。タクシーというか、ただのピックアップトラックです。スペイン語オンリーの運転手さんになんとかホテル名を告げ、出発です。

ホテルまでは5分ちょっと。道は未舗装、信号もありません。イサベラ島は、サンタクルス島とうって変わって、なんとものんびりした、田舎の島です。

ホテル Sula Sula

イサベラ島のホテルはSula Sula(スラスラ)です。12月28日、29日と2泊しました。

市街地から離れた静かな立地

中心地からは少し離れますが、イサベラ島は町が小さいので問題ありません。レストランやビーチのあるエリアまで、子供の足でも10分以内です。

お部屋は素朴

2階にあるファミリールームに泊まりました。ベッド4台で、家族5人でものびのび眠れました。

部屋はいたってシンプル、アメニティはシャンプー兼ボディソープのみ。ドライヤーはフロントに言えば貸してくれます。シャワーのお湯も水量もサンタクルス島のホテルには及びませんが、何せ暑いので許容範囲です。

エアコンがあるので暑くても中は快適でした。

設備とサービス

wifiはありますが、かなり遅いです。時間帯によっては全く繋がりません。のんびりした島なので、ネットよりも自然を楽しむほうがいいですね。

1階の食堂で朝食が食べられます。フルーツ、トースト、卵、コーヒーといったセットメニューで、我が家にはボリューミーでした。お味はとっても美味しく、特にトーストはほのかな甘みと小麦の香りで子供たちのお気に入りでした。

ホテルというより民宿のような宿でした。滞在中、英語ができるスタッフはオーナーだけだったようです。接客は温かみがあり、親戚のおばちゃんの家に遊びに来たような、ほっとする居心地のいい宿でした。

Hostal Sula Sula - Puerto Villamil - Ecuador

イサベラ島のビーチはきれいで動物もたくさん!

イサベラ島滞在中、ツアー以外の時間はずっと町の近くのビーチにいました。海の透明度はConcha de Perlaが上ですが、子供には砂浜のあるビーチがいいみたいです。魚はあまりいませんが、のんびり過ごすにはとてもいい、きれいななビーチです。

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町の近くとはいえ、ここはガラパゴス。沖ではカツオドリが海に潜って魚を取っているのが見えます。アシカが子供のすぐ横を泳いでいきます。そして、もちろんウミイグアナも。

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人間のすぐそばにいます

楽しそうに遊ぶ子供達と、自然のままの動物たちを眺めながら、幸せを感じる時間でした。

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