動物好きの子連れ旅行記

野生動物観察をテーマに、子連れで旅行した記録です。

2016年子連れモントレー小旅行〜ラッコとゾウアザラシに出会う旅

9月の第一月曜日は、レイバーデーというアメリカの祝日です。アメリカでは数少ない連休そして子供達にとっては新学期前最後の週末となります。

2016年当時、我が家が住んでいたロサンゼルスから車で北に5時間半、サンフランシスコにも近いモントレーに2泊3日の小旅行に出かけました。

モスランディングでラッコを見る

連休初日の土曜日、ロサンゼルスの高速は大渋滞。朝家を出発し、昼過ぎには到着予定でしたが、夕方遅くに目的地に着きました。

モントレーでシーフードランチの予定が、おかげでロードサイドのファストフードになってしまいました…。

最初の目的地はモスランディング。モントレーから北に約30分ほどのひなびた町です。

ここに来たのは、他でもないラッコを見るためです。運が良ければモントレーの海岸からでも観察できますが、モスランディングの方が断然可能性が高そうです。

ラッコを見るなら入り江側

Jetty Roadという通りを挟んで、太平洋側がビーチ、反対側は入り江になっています。

ラッコがいるのは入り江側。我が家は最初、ビーチをひたすら探し回り、全然見つからず時間をロスしました。

大体↓の地図のあたりにラッコがいます。

ポイントさえ押さえれば、ラッコが沢山います!気持ちよさそうにプカプカ。

f:id:morityon:20190702062052j:image

f:id:morityon:20190702062445j:image

岸に上がったラッコもいました。地元の人曰く、珍しくてなかなか見られないとのこと。

f:id:morityon:20190702062519j:image

我が家は陸から観察しましたが、カヤックツアーやボートツアーも出ています。水上から、より近くでラッコが見られるかもしれませんね。

ボートツアーの詳細は↓

Elkhorn Slough Safari

モスランディングのおススメ Phil’s Fish Market 

モスランディングは、ラッコだけではありません。おいしいシーフードが食べられるお店もあります。

Phil’s Fish Marketは、Googleレビュー4.5という高評価の超人気店です。一押しメニューは、チョッピーノという、トマトベースのスパイシーな魚介スープです。

土曜日の夕方6時半に行くと、駐車場は満車、周辺の道路にも路上駐車している車がたくさん。当然待ち行列は店の外まで続き、どれくらい待つのか見当もつきません。

空腹の6歳と3歳の子を抱えて、この状況は非常に危険です。

ふと見ると、レストランは行列ですが、フィッシュマーケット部門は全くお客さんがいません。そして、このマーケットには冷蔵と冷凍のチョッピーノが売っていました。

幸いなことに、この日の宿はキッチン付きだったので、冷蔵チョッピーノを持ち帰って、宿で食べることに。たっぷり5、6人分はあろうかというバケツで、60ドルほどでした。

マーケットのショーケースには、他にも牡蠣など美味しそうなシーフードが並んでいましたが、チョッピーノのバケツの大きさにビビって何も買えませんでした。

早速宿のキッチンで温めると、魚介のいい出汁にスパイスがマッチして、パンやパスタによく合いました。白ご飯が進見そうな味でもあります。

近所ならしょっちゅう買いに行きたいお店でした。

Phil's Fish Market | Experience a never ending variety of fresh fish, caught locally and flown in daily from around the world.

ちなみに、キッチン付きの宿はLoan Oak Lodge。

全ての部屋にキッチンがあるわけではなく、予約が遅く高い部屋しか空きがなく、たまたま予約が取れた部屋がキッチン付きでした。

1泊260ドルほど。2部屋のスイート仕様で、コスパはいいと思います。4人家族ではちょっともったいなかったかも。

Lone Oak Lodge – Monterey, CA Lodge | Lodge Near Del Monte Beach

モントレーフィッシャーマンズワーフ

さて、1日目に渋滞で行けなかったモントレー観光の中心、フィッシャーマンズワーフ。せっかくなので2日目に行ってみました。

といっても、朝はまたまたラッコを見にいったため、ランチがてらざっと見るだけです。

レストランやお店がずらっと並び、賑やかです。各レストランでは店先でクラムチャウダーの試食をさせてくれるので、食べ比べて好みの店に入ることもできます。

ただし、子連れお断りの店もチラホラ。入り口でそれとなく断られました。

パシフィックコーストハイウェイ

ランチを食べたら出発です。

世界的に有名なモントレー水族館も、おしゃれな街カーメルも、残念ながら時間が足りず次回に持ち越しでした。

モントレーからパシフィックコーストハイウェイを南下します。この道はカリフォルニアの海岸線に沿って走る風光明媚なドライブルートで、絶景の連続です。

アメリカは右側通行なので、南下する方が海岸側の車線を走れるのでおススメです。

f:id:morityon:20190702120040j:image

連休のためか、ところどころで渋滞がありました。道中、休憩できるところが少なかったので、飲み物やお菓子は多めに持って行きましょう。

サンシメオンのゾウアザラシ

さて、モントレー観光のほとんどを諦めたのは、この旅行のもう一つの目的地、ゾウアザラシの群生地です。

パシフィックコーストハイウェイ沿いにある、サンシメオンという町の近くにあります。サンフランシスコとロサンゼルスのちょうど中間、モントレーからは南に2時間半の距離です。

駐車場から見えるビーチには何もいませんが、ボードウォークを進むと、砂浜に何頭もゾウアザラシがいました。

f:id:morityon:20190703005014j:image

f:id:morityon:20190703005017j:image

鼻が長いオスを見ることができました。

f:id:morityon:20190703005616j:image

ゾウアザラシの数は時期によって増減し、我が家が行った9月始めは1年で最も数が少ない時期でした。この時期にビーチにいるのは、繁殖に参加しない若い個体です。

数が多くなるのは冬場の出産シーズンです。次回は、12月〜1月に産まれる赤ちゃんアザラシを見たいな。

ゾウアザラシについて、詳しくは↓

Piedras Blancas Friends of the Elephant Seal | San Simeon, Cambria California

動物好きの子連れ旅行にオススメ

今回の旅先は、モントレーとパシフィックコーストハイウェイのドライブ。6歳と3歳の子連れで旅行してみて、子連れで野生動物を見るにはとてもいい旅行先だと思いました。

子連れおススメポイント

歩く距離が短い

何キロもハイキングしなくても、駐車場から少し歩けば観察ポイントに着くので、ヨチヨチ歩きの子でも行けます。短距離なので親も体力的に楽です。笑

ボードウォークや舗装された道を歩くのでベビーカーでも大丈夫です。

高確率で見られる

野生動物なので保証はできませんが、観察ポイントに行けば高い確率で動物が見られます。

せっかく行ったのにがっかり…となることは少なそうです。

動物が観察しやすい

水面や砂浜にいるので、視界を遮るものがなく、動物を観察しやすいです。

双眼鏡がなくても動物を確認できるので小さい子でも見やすいと思います。

ルールを守って楽しく観察しましょう!

都市部から行きやすい

日本からの直行便がある、サンフランシスコとロサンゼルス両都市に挟まれた地域です。

都市観光と組み合わせたり、必要なものを調達したりできます。

注意点

車が必須

我が家は自家用車でしたが、出発地によってはレンタカーを借りる必要があります。子連れファミリーは、チャイルドシートの手配もお忘れなく。

都市部を抜ければ道は単純で幅も広く、運転しやすいですが、日本から来る場合は時差ボケと右側通行が大変かもしれません。

パシフィックコーストハイウェイは休憩場所が少ない

絶景ドライブのパシフィックコーストハイウェイですが、思いのほか休憩場所が少ないです。

お手洗いを見つけたらとりあえず行っておきましょう。我が家は突然のトイレコールにヒヤッとさせられました。

ガソリン残量にも注意してくださいね。