【4歳&0歳】2014年北海道東部子連れ旅行記⑥〜野付湾のアザラシ編
2014年夏の子連れ北海道旅行4日目は、野付半島に向かいます。
養老牛温泉のシマフクロウ編はこちら↓
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野付半島をドライブ
養老牛温泉から野付半島までは車で約1時間。ほぼ真っ直ぐな道は、ドライブが楽しいです。
野付半島は、知床と根室の中間にある日本最大の砂嘴(さし)です。砂嘴とは、海水が運んだ土砂が堆積した地形のこと。
半島内は、ネイチャーセンターまで一本道があり、車でアクセスできます。
タンチョウを発見!
野付半島をドライブ中、タンチョウを発見しました。車の中からは白い点にしか見えませんが、双眼鏡を使うと確かにタンチョウです。
近くの路肩にはカメラマンがバズーカ砲のようなカメラを構えていました。ご厚意に甘えてファインダーを覗かせてもらうと、それはもうくっきり見えました。
我が家のコンデジのズームではこれが限界です…↓
カメラマン曰く、野付半島では夏の時期5組ほどのつがいが子育てしていて、なかなかの確率で見られるそう。
鶴居村ほど近くでは見られないものの、人工物が写らないので、こちらのタンチョウは写真映えしそうです。
野付半島ネイチャーセンター
野付半島のちょうど真ん中あたりに位置するネイチャーセンター。
中には周辺の自然に関する展示や、お土産屋さん、食堂が入っています。
この辺りで唯一、お手洗いや休憩ができる施設です。
ネイチャーセンターから半島の先端までは、車の乗り入れができません。徒歩30分ほどの道のりです。遊歩道は砂利道で道幅も狭いのでベビーカーは使えません。抱っこ紐があるといいでしょう。
日陰も全くないので、夏に行くなら日差し対策を万全に。
一応、有料の馬車もありました。出発時間などはなく、人が集まったら出るとのことでした。
野付半島ネイチャーセンター | 北海道遺産・ラムサール条約登録湿地
別海町観光船でゴマフアザラシを見る
今日はとことん野付の自然を満喫します。
一旦野付半島を出て、南に進んだ尾岱沼(おだいとう)から別海町観光船に乗ってアザラシを見に行きます。
野付湾には、毎年夏になるとゴマフアザラシが集まってきます。
夏休み時期には、別海町観光船によるアザラシウォッチングクルーズがあるので、我が家も参加しました。
基本コースでもアザラシは観察できますが、アザラシウォッチングコースは、大潮の干潮に合わせて運航するので、アザラシが見やすいです。
出航すると、早速たくさんのアザラシが出迎えてくれました。意外と陸地に近いところにいます。
水深が浅いので、アザラシの全身がよく見えます。
どのくらい浅いかというと、アオサギの足がつくくらい。子供でも余裕で立てそうですね。
船が座礁しないよう気をつけつつ、アザラシに接近してくれました。
干潟でダラーンとしている彼らは、まさしくエビフライ。
浅いところで休んでいるばかりではありません。すい〜っと泳ぎに行くアザラシも。
野付半島先端は「この世の果て」
観光船は野付半島の先端に着きました。しばしの散策タイム。
野付半島は、海水による侵食や風化により、いずれ分断されてしまうと言われています。
トドワラやナラワラと呼ばれる、原生林が立ち枯れしているのもこの辺り。
このように、荒涼とした光景が広がります。インターネットで「世界の果て」と呼ばれるのも納得の、恐ろしさをも感じるような眺めです。同じ半島でも、タンチョウがいたところは青々としていましたが、少し離れただけでこの落差です。
船着場の周囲は木道がありますが、一部砂浜を歩くところがあります。散策するならベビーカーは不向きです。
※注意※
我が家の訪れた当時、アザラシウォッチングコースは野付半島に上陸していましたが、現在のアザラシウォッチングコースは上陸なしになっています。
基本コースは野付半島に上陸できます。不定期運航なので、事前に問い合わせましょう。
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