動物好きの子連れ旅行記

野生動物観察をテーマに、子連れで旅行した記録です。

【3人子連れ】2018年末ガラパゴス諸島旅行⑧〜子連れ情報編

3人子連れ(8歳、5歳、1歳)のガラパゴス諸島旅行記を7回にわたり書きました。

最初から読む場合はこちら↓

doubutsu-koduretabi.hatenablog.com

今回は子連れ目線で見たガラパゴスの現地情報を書きます。日本からは、距離も時差もありガラパゴス、なかなか気軽に行けるところではありませんが、参考になれば嬉しいです。

気候と服装

ガラパゴスの気候は、12月〜5月にかけてのホットシーズンと、6月〜11月のドライシーズンに分かれています。

我が家が旅行した年末はちょうどホットシーズンにあたり、名前のとおり蒸し暑いです。基本的に半袖短パンといった夏の服装でOKです。時折スコールが降ることがあるので、カッパがあるといいかもしれません。

ホットシーズンは海水温も高く、海でのアクティビティに最適です。日差しがとても強いので、水着の他にラッシュガードがあると日焼け対策にもなります。

子連れでもツアーやクルーズに参加できる?

ガラパゴスは人の居住区以外の場所は国立公園に指定されていて、ガイドさんなしに立ち入る事はできません。観光しようとすると、必然的に宿泊または日帰りのツアーに参加することになるとおもいます。

クルーズ船に寝泊まりし島々を回る場合は、大型船を選ぶといいと思います。子供料金を設定しているクルーズ船もあるので子供の対応も慣れていると考えられます。

ホテルに泊まり、日帰りツアーに参加する場合、一般的な観光ツアーであれば子供も問題なくさんかできました。ダイビングツアーやイサベラ島の火山に登るツアーはハードなので小さい子にはおすすめできません。

ちなみに、我が家が以下の日帰りツアーに参加しました。

  • サンタクルス島ハイランド地区&チャールズダーウィン研究所ツアー
  • ノースセイモア島デイクルーズ
  • イサベラ島内観光ツアー
  • ティントレーラス ツアー

これらのツアーは、8歳と5歳の子は問題なく参加できました。1歳の子も、トレイルを歩くときに抱っこ紐があれば大丈夫でした。ツアー中、ガイドさんから離れて歩いたり、トレイル以外の場所に立ち入ったり、動物にストレスを与えるようなことをしない、といった基本的なルールを言い聞かせておくといいと思います。

上陸観光する無人島は、日陰がないことが多いので、日差し対策、熱中症対策をしっかりしておきましょう。無人島にはもちろんトイレもありません。上陸する前に船で済ませておきましょう。

ツアー中、シュノーケリングの時間がある場合には、ホテル出発時に水着を着ておきましょう。船のお手洗いは、狭いことが多いです。子供用のシュノーケルの用意があるか、事前に確認しておくといいです。

ホテル事情:ベビーベッドのあるホテルは少ない

観光客が増え続けるガラパゴス、新しいホテルも次々建っています。高級ロッジからバックパッカー宿まで予算に合わせて選べます。安宿はお湯シャワーやエアコンがないことがあるので、子連れには中級ホテル以上がオススメです。

ベビーベッドがあるホテルは少ないです。我が家の末っ子は普段はベビーベッド派ですがガラパゴスでは添い寝でした。

水道水は、うがい程度なら大丈夫そうですが、飲まないようにしましょう。

食事事情:ほとんどのレストランは子供にフレンドリー

サンタクルス島プエルトアヨラは、レストランの数も多く、エクアドル料理だけでなく、イタリタンや中華など、バリエーションも豊富です。一部の高級なレストランを除き、ほとんどは子供ウェルカムで子供用椅子がありました。キッズメニューを用意しているところもありますし、キッズメニューがなくてもパスタやハンバーガーなど子供の好きそうなメニューはあります。

イサベラ島はサンタクルス島に比べると田舎で、町自体が小さく、レストランは多くありません。夜にはピザを出す店もありましたが、ランチは特に選択肢が少なく、エクアドルの定食か、ベーカリーのパンくらいしか選択肢がありません。

エクアドルの定食は、長粒種のごはん、サラダ、ポテトにメイン(肉や魚、数種類から選べる)がワンプレートに盛られたものです。きつい香辛料はなく、食べやすい味だと思いますが、偏食の我が子はごはんとポテトをひたすら食べていました。

ちなみに、日帰りツアーで出されるランチもこうした定食です。トレイルを歩いた後でお腹が空くのか、ツアー中のランチは子供たちもよく食べました。

ガラパゴスの物価は高く、観光客向けのレストランの予算はひとり10ドル〜が目安です。

プレルトアヨラなら子ども用品の現地調達が可能

プエルトアヨラの港の近くにはスーパーがあります。食品だけでなくオムツや離乳食、ミルク、市販薬も売っていました。もちろん使い慣れたものが一番だし価格も高めですが、旅行中になくなってしまっても現地で買えると思えば気が楽ですね。

このスーパー、お菓子などバラマキ土産の調達にもぴったりです。お土産屋さんにはTシャツやマグネットといった雑貨が多く、案外お菓子は売っていませんでした。

注意点として、夜早い時間に閉店するので、買い物は夕食前に済ませましょう。

スーパーの場所はこの辺りです↓

イサベラ島のお店はスーパーというより個人商店の趣きです。品揃えも豊富ではないので、必要なものは事前に用意した方が無難です。

持ち物情報

海外旅行で必要なもの(パスポートや着替え)に加えて、以下のものがあるといいです。プエルトアヨラに滞在するなら消耗品は現地調達もできます。

必需品

米ドル現金

入島税でまとまった金額が必要なほか、小さな店はクレジットカードが使えないこともありました。特にイサベラ島にはATMがないので要注意。20ドル札以下の小額紙幣を中心に、充分用意しておきましょう。

酔い止め

船で他島へ移動する場合は必須だと思います。大人の分も忘れずに。

日焼け対策

日焼け止め、薄い長袖、帽子など。海で泳ぐときは水着の他にラッシュガードがあるといいです。 

歯ブラシ

海外のホテルに歯ブラシは置いていません。高級ホテルならフロントに頼むと用意してくれるかもしれません。忘れても現地調達可能ですが、時間がもったいないので。

ベビーカーと抱っこ紐

上陸観光では1時間くらい休みなしで歩きます。赤ちゃんはもちろん、歩ききれない幼児には抱っこ紐が必要だと思います。上陸観光ではベビーカーは不可です。

プレルトアヨラやチャールズダーウィン研究所などの町中を歩くときはベビーカーがあると便利です。

あると便利なもの

子供用ゴーグル

ツアー会社によっては子供用シュノーケルを用意していますが、慣れない子にとってはゴーグルの方が使いやすいようです。

ウォーターシューズ

ガラパゴスは溶岩質の地面で、ゴツゴツして歩きにくいです。ビーチサンダルよりも脱げにくいウォーターシューズやスポーツサンダルがおススメです。

砂遊びセット

ビーチで遊ぶときに。現地で売っているところを見かけませんでした。

カメラ関係

いくら動物が人間から逃げないといっても、スマホのズームでは物足りない場面もあります。高倍率のズームがあれば、双眼鏡代わりにもなります。

充電器や予備のメモリは現地で手に入りにくいので持っていきましょう。

我が家は持ってなかったのですが、水中カメラがあるとシュノーケリング中の写真が残せます。

現地で洗濯サービスを頼めます

子連れ旅行はどうしても洗濯物が増えます。家族全員の日数分の服を持って行くのは大変なので、旅行中に洗濯ができると便利です。

サンタクルス島、イサベラ島とも洗濯屋さんがあり、重さで料金が決まります。家族5人の1日分の洗濯物で、大体6ドルくらいでした。ホテルが洗濯の取り次ぎをしていることもあれば、場所を教えてくれて自分で持ち込むこともありました。半日〜1日で仕上がります。

部屋で手洗いもできなくはないですが、湿度が高いので乾きにくそうでした。

子どもの遊び場

プエルトアヨラの港のすぐそばに遊具が置かれた遊び場があります。遊び場の周りにはベンチがありますが、日陰は少ないです。我が家はフリータイムにがっつり遊びましたが、船の待ち時間に少し遊んでいく子が多かったです。

正直、何の変哲も無い公園ですが、港に目をやるとアシカやウミイグアナががいたりします。子供達を遊ばせつつも、ガラパゴスの自然を感じられます。

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