動物好きの子連れ旅行記

野生動物観察をテーマに、子連れで旅行した記録です。

【3人子連れ】2018年夏カナダ・チャーチル旅行記④〜ベルーガと要塞編

少し間が空いてしまいましたが、今日から3人子連れ(8歳、4歳、1歳)のチャーチル旅行記を再開します。

今回はチャーチル2日目の様子です。

前回の記事はこちら↓

doubutsu-koduretabi.hatenablog.com

最初から読むときはこちら↓

doubutsu-koduretabi.hatenablog.com

 

8月8日、チャーチル2日目です。今日は午前中にカナダ国立公園ビジターセンター訪問、午後はプリンスオブウェールズ要塞ツアーが予定されています。

国立公園ビジターセンター

チャーチル駅舎には、国立公園ビジターセンターが併設されていて、近隣のワプスク国立公園やプリンスオブウェールズ要塞史跡公園の情報提供をしています。

国立公園のレンジャーさんと合流して、まずはビジターセンター近くの野草探し。夏の北国には、いろいろな花が咲いています。見過ごしてしまうほど小さい花ですが、図鑑を片手にほんの30分ほどで10種類以上の花を見つけることができました。

花探しは、女の子向きでしょうか。娘たちは楽しんでいましたが、4歳の息子は、「つまらない」と言って途中から全く参加していませんでした。

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その後はビジターセンター内でこの地域の動物についてのお勉強です。ホッキョクギツネの毛皮を触らせてもらったり、シロクマの冬眠用の洞穴を覗いたり…。

この地域の先住民の家のレプリカが展示されていたり、大人でも楽しめる内容でした。

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 要塞ツアーとベルーガシロイルカ)ウォッチング

午後は、チャーチル川の対岸にある「プリンスオブウェールズ要塞」を見学します。往復のボートからはベルーガシロイルカ)が見られるとのことで、気合を入れて参加します。

ほんの10分ほどボートに乗り、要塞のある島に到着です。

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ボートを降り、要塞まで少し歩きます。木道が整備されているので歩きやすいですが、小さい子には抱っこ紐があると安心です。

この日はよく晴れて、青空と花畑が綺麗でした。この辺りの緯度の高いツンドラ地帯には木が生えていません。気温は20度前後とそれほど高くなりませんが、晴れると日差しがとても強いので、帽子やサングラスで日差し対策をしましょう。

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要塞の中はこんな感じです。大砲が外側に向かって設置されています。18世紀の毛皮交易時代には、ここが英国軍によるハドソン湾の守りの要だったのだとか。周りに広がる大自然との激しいギャップを感じます。

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要塞からの帰りは、お待ちかねのベルーガウォッチングです。

ベルーガは7〜8月の夏の時期、出産のためハドソン湾からチャーチル川に集まってきます。青い水面にベルーガの白い体はよく目立ち、陸地からでも姿を確認できます。ボートが出てすぐに数十頭のベルーガの群れに会いました。

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ボートには水中マイクが搭載されていて、海のカナリアと呼ばれるベルーガの鳴き声を聞くことができました。カナリアのさえずりというよりは、かなり騒がしいくらいの声です。

ベルーガたちは、恐れることなく、ボートのすぐ近くを泳いでいきます。まるでボートで遊んでいるかのようにも見えます。

ボートの周りには、他にもカヤックが何艘か出ていました。カヤックだと目線が水面に近いので、もっと間近にベルーガを観察できそうです。そのうえ、水に入ってベルーガと一緒にシュノーケリングをしている人の姿も!ウエットスーツを着込んで、水温は相当冷たそうです。それでも、野生のベルーガと泳ぐというのは、一生の思い出ですね。

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次の記事、犬ぞりと2回目のベルーガウォッチング編はこちら↓

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