【3人子連れ】2018年夏カナダ・チャーチル旅行記⑤〜犬ぞりと2回目のベルーガ編
3人子連れ(8歳、4歳、1歳)の2018年夏チャーチル旅行記の3日目、ツアーも折り返しです。
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8月9日、今日は犬ぞり体験とベルーガウォッチングの2回目です。
蚊の大群と犬ぞり体験
チャーチルの町から少し離れた、マッシャー(犬ぞり操縦者)のところへやってきました。針葉樹の林の中に数十頭の犬と暮らしているそう。
この日の気温は20℃弱でしたが、犬には暑いくらいだというマッシャーの判断で、まず始めに犬ぞり体験をすることに。
犬ぞりというものの、夏のこの時期に雪はないので、犬が引くのはソリではなく、ドッグカートと呼ばれる車輪付きのワゴンのようなもの。1台のカートに家族5人とガイドマッシャーが乗りこみ、それを5頭の犬が引いて走ります。冬の犬ぞりレースに備え、夏の間ドッグカートで訓練をしています。
犬たちはカートにつながれた瞬間から、走り出したくてたまらないようで、何度かマッシャーにたしなめられていました。走るのが大好きなんだと全身で訴えているかのようです。
いよいよ出発。林の中を通る1マイル(1.6km)のコースを走り抜けます。
前列のリーダー、真ん中のポインター、後列のホイールと、犬たちはそれぞれ性格や体力に応じて役割分担をしています。5頭とも統制の取れた、見事なチームワークでした。犬たちへの指示はガイドマッシャーが出しますが、乗っている私たちまで犬との一体となったような感じがします。
とても爽快で、あっという間の1マイルでした。子供たちは「もう一回!」とのリクエストでしたが、寒さに適応したら犬たちにはやはり暑すぎるそう。走り終えた犬たちは荒い息で水に群がっていました。
犬ぞりの後はカートを引いてくれた犬とのふれあいタイム。犬には1匹ずつ専用の小屋があり、マッシャーは犬それぞれの体調に合わせて餌の量や配分を変えるそう。犬への深い愛情を感じました。
この日は気温が高かったからか、蚊がとにかく多かったです。犬ぞり中は気にならなかったものの、止まっているとあっという間に蚊が群がってきます。
犬ぞりの出発地点に蚊帳つきのテントがありましたが、長袖長ズボンに帽子用の虫除けネットを被ると、あまり蚊が気にならなくなりました。
チャーチル滞在中、蚊が気になったのはこの時だけでした。
2回目のベルーガウォッチング
夕方からは2回目のベルーガウォッチングです。昨日はボートでしたが、今日は軍用にも使われるゴムボートでベルーガを探します。
この日は朝から曇り空でしたが、夕方から雨が降り始め、ボート乗り場に着く頃にはさらに雨足が強くなってしまいました。
私たちはカッパを着ていきましたが、ツアー会社でもレインポンチョを用意してくれていました。ポンチョだとリュックの上から雨を防げるので、荷物が濡れません。また、ボートには屋根がないので、ウォッチング中必要のない荷物はツアー会社で預かってくれます。
準備ができたら早速出航します。雨でもベルーガは変わらず見られました。体が灰色なのは、今年生まれた赤ちゃんベルーガだそう。ベルーガは年を取るごとにだんだん体の色が白くなっていくそうです。
ゴムボートは視線が水面に近いので、より近くでベルーガを見ることができます。ベルーガたちはボートを全く恐れず、それどころか自分たちから近づいてくるような感じがします。
しかし、天候には勝てず…。屋根のないボートで雨に打たれているのに加え、この日は風もあってボートがよく揺れました。最初は元気だった子供たちも、どんどん口数が減り、体力が奪われているのがわかります。ツアー同行者の2歳の子も同じような様子…。
本来、ウォッチングは2時間の予定でしたが、雨も止みそうにないので、ガイドさんの計らいで1時間ほどで切り上げることにしました。
旅行中に体調を崩すと大変ですから、ホテルに戻ってすぐにみんなシャワーを浴びて暖を取りました。
子連れツアーの強み
こんな時、ファミリー向けツアーだと同行者がみんな同じ子連れなので、余計な気を使わなくていいので助かります。同時刻に出航した他のウォッチング船はまだ続行していましたから、融通を聞かせてもらい、本当に助かりました。
ツアー中に子供が騒いでしまった時も、お互い様ということで大らかに見てもらえるような気がします。
今回の旅行の場合、子どもの年齢が近かったこともあり、親同士で話が弾む場面もあり、旅のいい思い出になりました。
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