動物好きの子連れ旅行記

野生動物観察をテーマに、子連れで旅行した記録です。

【春の道東旅行】世界遺産・知床で子連れホエールウォッチング

北海道にある世界自然遺産・知床では、春から夏にかけてホエールウォッチングができます。見られるクジラは時期によって異なり、今回は4〜7月にしか見られないシャチを狙って春の道東旅行です。

知床・羅臼へのアクセス

知床半島羅臼側に一番近いのは、根室中標津空港です。

空港でレンタカーを借りれば、約1時間強で羅臼に到着です。

根室中標津空港へは、ANAが新千歳と羽田からフライトを飛ばしていますが、便数は少ないです。

そのほか、女満別空港も便利です。こちらはJALエア・ドゥLCCのピーチの便もあります。

ただし、ウトロと羅臼をつなぐ知床横断道路は冬季通行止で、GWごろに開通しますが、天候によって通行止めとなるので注意です。

どんなクジラが見られるの?

羅臼のホエールウォッチングは、春〜夏がシーズン。

時期によって見られる動物が変わります。

4月末〜7月上旬までは、シャチやミンククジラのシーズン。

以前に書いた羅臼でシャチウォッチングの計画です↓

doubutsu-koduretabi.hatenablog.com

7〜8月の夏休みシーズンは、マッコウクジラが見られます。

以前羅臼マッコウクジラを見た時の記事です↓

doubutsu-koduretabi.hatenablog.com

ツアー会社について

羅臼でホエールウォッチングをしているツアー会社は数社あります。

観光協会のHPに一覧があります。

rausu-shiretoko.com

今回私たちが利用したのは、宿泊した旅館と提携している、アルランさん。

ホエールウォッチング&流氷バードウォッチング | 観光船アルラン三世 |

数年前にマッコウクジラを見た時は、知床ネイチャークルーズを利用しました。

知床ネイチャークルーズ | クジラ・イルカ・バードウォッチング | 流氷

各社とも料金は同じで、運航中は連絡を取り合いながら動物を探すので、どの船に乗っても大差ありません。

欠航の判断もツアー会社で協議するそうで、天候などで欠航するときは全社で欠航となります。

子連れホエールウォッチング体験レポ

5月に羅臼でホエールウォッチングをしてきました。狙いはもちろんシャチ!

クルーズが出るのは観光船乗り場から。羅臼の道の駅に近いのでわかりやすいです。

出港時間の30分前には事務所(こちらも道の駅の近くです)で受付を済ませて、乗り場に向かいましょう。

どんよりと寒く、時折雨や雪が舞うあいにくの天気ですが、出航です!

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北方領土国後島がこんなに近くに見えます。

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ハシボソミズナギドリの群れ

まず現れたのは、ハシボソミズナギドリの群れ。オーストラリアのタスマニア沖から遥々やってきた渡り鳥で、最も長い距離を移動する鳥のひとつです。

海面の黒い点々は、すべて鳥。

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食事を終え、一斉に飛び立ちました!

動物番組で見たことある光景に、感動です。

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一羽はそれほど大きな鳥ではないですが、とりかく数が多い!

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写真より実物のほうがずっと迫力があります。鳥には全然期待していませんでしたが、意外にも見応えがありました。

ミンククジラ

ハシボソミズナギドリの近くに現れたのは、ミンククジラ。春先によく見られるクジラで、比較的小型です。

ハシボソミズナギドリと同じくオキアミを餌にしているので、近くに現れることも多いよう。

何頭も見られましたが、何せ海面から出てくるのが一瞬なので、写真がうまく撮れません。

かろうじてとれた写真がこちら。

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え?写ってないって⁉︎

船の奥をよーく見てください!

これです、コレ!

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もう一枚!クジラがどこにいるかわかりますか?

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トリミングして、これならどうだ!

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肉眼でなら、もっとはっきり見えます。ぜひ実際に体験してくださいね。

海鳥

羅臼の豊かな海には海鳥たちも集まります。

写真のウトウをはじめ、ゆりかもめなど数種が観察できました。

ウトウ

 

ここまで読んで、お気づきの方もいると思います。

そうです、目的のシャチは見れませんでした(涙)

もちろん、野生動物は毎回観察できるわけではないことはわかっていたので、船の予約は3回入れていました。

3回も乗れば1回くらいはシャチが出るだろうと思ったのですが…結果は出航した2回ともシャチ発見ならず。

残り1回は強風高波で欠航でした。

私たちはよっぽど運が悪かったのでしょうが、こういうこともあるんですね。

羅臼のホエールウォッチングのポイント

春の羅臼のホエールウォッチングのポイントは、寒さ対策と船酔い対策に尽きます。

寒さ対策

5月の羅臼は、時に雪になります。海上では陸上より10℃くらい寒いと思った方がいいです。

私たちは、スキーウェア上下にニット帽、ネックウォーマー、手袋と真冬の雪山仕様で乗船しました。

それでも海風に吹かれていると寒いです!カイロがあるとよかったかも。

船酔い対策

船酔いする人は、乗船前の酔い止め薬は絶対必要だと思います。

船室は暖かいですが、寒くても外で風に当たりながら遠くを眺めている方が酔いにくいように感じました。

そして、鯨のポイントへ移動している間よりもエンジンを止めてクジラを観察しているときの方が揺れが大きく酔いやすいです。なので、船が減速し始めたらとにかくクジラ探しに集中することをお勧めします。

クルーズ自体は2時間半とそれほど長くないので、クジラを探しつつ外を眺めればあっという間ですよ!

 

次の記事では、羅臼で泊まった宿を紹介します。

doubutsu-koduretabi.hatenablog.com