動物好きの子連れ旅行記

野生動物観察をテーマに、子連れで旅行した記録です。

我が家がアンテロープキャニオンに行かなかった理由

アンテロープキャニオンは、グランドサークル旅行の目玉となる人気スポットです。

我が家もグランドサークル旅行の計画を立てた当初は、もちろん行く予定でした。でも、色々調べた結果、あえてアンテロープキャニオンには行かない日程にしました。

今回は、我が家がアンテロープキャニオンを外した理由をご紹介します。

前回の記事では、2019年末に我が家が行ったグランドサークルRV旅行の日程について書きました。

この旅行では、グランドサークル屈指の人気スポット、アンテロープキャニオンに行っていません。

この記事では、アンテロープキャニオンを旅行から外した理由をご紹介します。 

アンテロープキャニオンとは

アンテロープキャニオンは、アリゾナ州の町ページ近郊にあるスロットキャニオン(鉄砲水で削られた幅の狭い峡谷)です。グランドサークルには多くのスロットキャニオンがありますが、アンテロープキャニオンは最も有名で人気のスロットキャニオンと言えます。 

ナバホ族の管理下にあり、ナバホ族ガイドによるツアーに参加しなければ訪れることはできません。アンテロープキャニオンは、アッパー、ロウアー、キャニオンXの3ヶ所に分かれていて、それぞれツアーが組まれています。

ツアー会社の一覧はこちらのリンクから↓

Antelope Canyon Tour Operators | Navajo Nation Parks & Recreation

アッパーアンテロープキャニオン

光のビームが見られることからSNSで人気に火がついたのがアッパーアンテロープキャニオン。

アンテロープキャニオン

光のビーム

平坦なコースで体力のない人でも安心とあってツアーも一番人気です。それゆえ予約も一番取りにくいのが難点。特に、光のビームが見られる夏の正午前後のツアーはかなり前から予約必須です。

ロウアーアンテロープキャニオン

光のビームは見られないけれど、面白い形の岩があったりと写真映えするキャニオンで、光のビームが見られない時期にはむしろロウアーの方が人気かもしれません。

急な階段の昇り降りがあり、ちょっとした冒険気分を味わえるかも。

キャニオンX

アッパー、ロウアーのあまりの人気ぶりに最近一般開放されたキャニオンX。まだまだ知名度が低く、訪れる人数が少ないのでツアーもゆったりしています。

行かなかった理由①小さい子NGのツアー会社が多い

アッパーアンテロープキャニオンは子供でも歩きやすいコースですが、意外と小さい子は参加不可としているツアー会社があります。アッパーの4社あるツアー会社のうち、小さい子(7歳以下)が参加できるのは、Antelope Canyon Navajo ToursとAntelope Canyon Toursの2社のみ。

アッパーに限らず、ツアーではバッグ類持ち込み禁止で子供がぐずった時にあやせる物を持っていけないので要注意です。

行かなかった理由②急な階段がある

ロウアーアンテロープキャニオンやキャニオンXは小さい子も参加可ですが、そもそも狭くて急な階段の昇り降りや、砂の坂道を10分以上歩かなければならなかったりでヨチヨチ歩きの子には危険かもしれません。

小学生や、体力のある幼稚園児ならチャレンジしてみるといいかも。

我が家の末っ子はまだ2歳で、コースを歩き切るか不安な上、抱っこも長時間は重いのでこちらが大きな理由です。

行かなかった理由③人が多い

アッパー、ロウアーともここ数年で人気がうなぎ上りで、とにかく観光客が多いそう。

ツアーガイドも時間通りに多くのお客さんを案内するために、どうしても流れ作業的になってしまったり、撮影に協力的でないと行ったレビューもありました。狭い通路にたくさんのお客さんが集まるので、仕方がない面もあります。

そんな中に自由気ままな2歳児を連れて行く気にはなれませんでした。

行かなかった理由④天候が読めない

いくらオフシーズンの冬とはいえ、我が家が旅行した年末年始は世界的な旅行シーズンです。

ピークシーズンの夏ほどではありませんが、年末年始のアンテロープキャニオンのツアーは事前予約必須です。遅くても2週間前には予約した方がいいでしょう。

しかし、2週間も先のお天気なんて誰にもわかりません。もし寒波が来たら、寒くてツアーどころではなくなってしまうかも。大人は寒くても頑張れますが、小さい子はそうもいきませんよね。

小さい子でも安心して行けるスロットキャニオンは?

小さい子がいたらアンテロープキャニオンのような写真は撮れないの?と思うパパママは各国共通のようです。英語の旅行サイト掲示板でもキッズフレンドリーなスロットキャニオンはどこ?という話題は定期的に投稿されています。

幸い、グランドサークルにはアンテロープ以外にも数多くのスロットキャニオンがあり、中には小さい子でも簡単に行ける場所もあります。

ジェニーズキャニオン

数多くの英語の掲示板を見てたどり着いたのが、ユタ州南部のスノーキャニオン州立公園内にある、ジェニーズキャニオンです。わずか数百メートルの短いトレイルですが、スロットキャニオンの雰囲気は十分に味わえました。

1、2歳児でもパパとママに手伝ってもらいながら歩けるコースです。

スロットキャニオンの入り口

スロットキャニオンの入り口

何より人が少なく、高額なツアー代(アンテロープキャニオンは年々値上がりしています)を払わずに楽しめます。 

アンテロープキャニオンとは土の成分が違うのか、岩がそれほど赤くないのが写真映えの面で難点かも。

スノーキャニオン州立公園の記事はこちら。

doubutsu-koduretabi.hatenablog.com

ピンクキャニオン

スロットキャニオンではありませんが、バレーオブファイヤー州立公園のピンクキャニオンは、可愛い色合いの岩が楽しめる場所です。

少し長いトレイルですが、我が家の2歳児も歩ききりました! ザ・ウェーブのミニ版のようなシマシマ模様の岩やカラフルな岩の連続で歩いていて飽きません。

こちらも人は少なく、写真撮り放題でした。f:id:morityon:20200214091050j:image

バレーオブファイヤー州立公園の記事はこちら。

doubutsu-koduretabi.hatenablog.com