2021年3月、山梨県早川町でアニマルウォッチングツアーに参加してきました!
1泊2日でこれでもか!とアクティビティを盛り込んだ、内容の濃いツアーでした。
山梨県早川町のアニマルウォッチングツアーに参加してきました!
ツアーで泊まった宿の紹介はこちら。
doubutsu-koduretabi.hatenablog.com
意外と少ない?哺乳類の観察ツアー
野鳥を見に行く探鳥会は各地で行われていますが、日本国内で哺乳類を見に行くツアーって意外と少ないように思います。
特に、ホエールウォッチングやイルカウォッチングではなく、陸の動物となると…知床か、奄美大島くらいかな。
アマミノウロウサギを見に行くツアー体験記はこちら。
doubutsu-koduretabi.hatenablog.com
今回の目的は、ずばりカモシカです!
思えば、浅間山トレッキングは泣く泣くキャンセルしたし↓
doubutsu-koduretabi.hatenablog.com
かと思えば予期せぬところで偶然出会えたり↓
doubutsu-koduretabi.hatenablog.com
一度、じっくりカモシカを観察したいな…と調べていて見つけたのが、南アルプス生態邑主催のこのツアーでした。
ツアーのスケジュールはこんな感じ。
週末の1泊2日というコンパクトな日程ながら、動物探し三昧の欲張りツアーでした。
野鳥公園で動物の痕跡探し!
初日の午後イチに集合して、ツアー参加者同士の顔合わせです。
参加者は8人、3人の家族連れ以外は私と同じひとり旅でした。中学生から70代まで、幅広い年齢層。
顔合わせが済んだら、南アルプス邑野鳥公園で動物の痕跡「フィールドサイン」を探します。
吊り橋を渡って公園へ。
鉄製なので揺れは少ないと言われましたが、やっぱり揺れます。高所恐怖症なので、周りの景色を見ながらなんとか気を紛らせました。写真で改めて見ると、山の大自然の真ん中ですね。
高所恐怖症ながら下を見ると、河原に鹿の足跡発見!ガイドさん曰く「昨夜のものかな」
吊り橋を渡ると、すぐにビジターセンターですが、まずはビジターセンター前の芝生広場へ。ガイドさんが見つけたのは、鹿のフン。よく見ると広場中フンだらけでした。
長年ニホンジカを研究してきたガイドさんは、さすがの知識量で、鹿の色々な生態を教えてくれました。こんなふうにフンがまとまって落ちているのは、鹿がよく座って休む場所なんだそう。
森の中のフィールドサイン
公園内の散策路を外れ、獣道を進みながら、動物の痕跡を探していきます。
森の中は目印もなく、自分だけなら絶対迷ってしまうのに、どんどん進むガイドさんがすごい。
アカネズミが食べたクルミの殻を見つけたり。
木の根元をよく見ると…緑の豆粒みたいなのは、モモンガのフン!
夜行性のモモンガを見ることはできませんでしたが、確かにここに住んでいるようです。
これは、木の幹で雄の鹿が角を研いだ跡。
クマが去年の秋に、餌を探して木の皮を剥いだもの。
倒木は皮を鹿に食べられて丸裸。
普通は行けない洞窟でコウモリを見る
森の中を歩くこと1時間半、博識なガイドさんのおかげで、たくさんのフィールドサインを見つけられました。
そろそろ本物の動物が見たいな…と思うタイミングで、「これから洞窟にいるコウモリを見に行きます」とガイドさん。
ウキウキしながら向かいます。
が、洞窟への道は川沿いの道なき森。かなり足場が悪く、両手で木や岩を掴みながら進みます。運動不足の体にはキツい…。
なんとか到着した洞窟がこちら。
中は暗闇!なんとか大人一人通れるくらいの細い道を、ガイドさんのライトを頼りにコウモリ観察です。
ここで見られたのはキクガシラコウモリと、コキクガシラコウモリ。5〜6cmくらいの小型コウモリでした。
まだ冬眠中ということで、起こさないように写真は撮れませんでしたが、じっくり見るとなかなか可愛いコウモリでした。
ビジターセンター内から野鳥観察
コウモリを見た後は、野鳥公園のビジターセンターで自由見学&休憩タイム。
気づけば2時間以上も外を歩き回ったのでヘトヘトです。
私はガイドさんの用意してくれたお菓子をつまみながら、大きな窓際に座って野鳥を観察。すでに夕方で鳥はあまりいませんが、餌台の近くに小鳥が時々やって来ました。
オレンジお腹のヤマガラ。
キリリとネクタイを締めたようなシジュウカラ。
歩き疲れた体を休めながら、日没後のムササビ観察に備えます。
長くなりましたので、続きは次回の記事で!