2017年11月に3人子連れ(7歳、4歳、0歳)でワシントンDCを旅行した時の記録です。
今回は、旅行4日目に行った航空宇宙博物館別館、ウドバーハジーセンターの紹介です。別館といえど、本館より大きな規模で見ごたえたっぷり!本物のスペースシャトルも見られる、イチオシの博物館です。
前回の記事、リンカーンメモリアルについてはこちら↓
doubutsu-koduretabi.hatenablog.com
ワシントンDC旅行記を最初から読む時はこちら↓
doubutsu-koduretabi.hatenablog.com
旅行4日目、実質観光最終日はワシントンDCを離れ航空宇宙博物館別館に向かいます。
航空宇宙博物館本館の記事はこちら↓
doubutsu-koduretabi.hatenablog.com
航空宇宙博物館別館へのアクセス
航空宇宙博物館はワシントンDCではなく、バージニア州にあるワシントン・ダレス国際空港の南2.5マイルに位置しています。
ワシントンDC市内からは車で1時間弱のドライブ。スミソニアン協会の博物館なので入場は無料ですが、駐車場代が1日15ドルかかります。
ワシントンDCから公共交通機関で行くときは時間がかかります。我が家は車で行ったので公式サイトに載っている行き方を紹介します。
- 地下鉄シルバーラインでWiehle-Reston East駅へ行く。
- Fairfax Connectorバス983番でSteven F. Udvar-Hazy Centerのバス停で降りる
スムーズに行って1時間半かかるので、ちょっと大変ですね。。
ワシントン・ダレス空港を利用する方は、Fairfax Connectorバス983番で1駅15分で行けるので、空港利用に合わせて訪問するのが便利です。大型コインロッカーがあるので、荷物を預けて見学できます。
バスの時刻表検索はこちら(Route983を参照)↓
https://www.fairfaxcounty.gov/connector/schedules
ワシントンDCからダレス空港を経由する行き方は、こちらのブログが参考になります。
航空宇宙博物館別館の見どころ
別館は本館を上回る広さを誇り、飛行機やロケットが所狭しと展示されています。驚くべきことに、展示された実機は、燃料さえ入れれば実際に飛べるよう整備されているそう。
本当に広いので、大人でも歩き疲れます。乳幼児にはベビーカーをぜひ用意していきましょう。
超音速偵察機 ブラックバード
エントランスを抜けてまず目につくのがこのブラックバード。真っ黒で平べったい機体のデザインが、異様な存在感を出しています。
スペースシャトル ディスカバリー
ブラックバードの奥にあるのが、スペースシャトルディスカバリー号。もちろん本物、実機です。
大きくて、とても1枚の写真には収まりません。
こちらは機首部分。真ん中に映った丸い部分が出入り口。大きな機体に似合わず、意外と小さいです。
側面から後部にかけて。ところどころ変色して見えるのは、機体に貼られた断熱材が剥がれたところです。航行時の過酷な環境がうかがえます。
スペースシャトルの展示スペースには、宇宙探索の歴史を彩るロケットもありました。アメリカだけではなく、世界各国のものが展示されています。
日本からは、H-1ロケットとH-2ロケットが。
スペースシャトルは、フロリダのケネディ宇宙センターでも見ることができます。
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B-29 エノラ・ゲイ号
戦闘機の展示コーナーには、広島に原爆を投下した、エノラ・ゲイ号が展示されています。エノラ・ゲイは戦時中日本各地を空襲したB-29だったんですね。
こちらが機首部分。ガラス張りの部分が多いことがわかります。1945年8月6日のあの日、パイロットからはどんな光景が見えていたんでしょうか…。
このエノラ・ゲイ号を展示するにあたって、退役軍人団体などから強い抗議活動がありました。そのため、機体の性能に関する説明が中心で原爆投下についての記述は最小限にとどまっています。
エノラ・ゲイ号を間近に見られる場所には防弾パネルが張られ、破壊活動がないように監視カメラが作動していました。
旧日本軍戦闘機たち
エノラ・ゲイ号の翼の下に展示されているのは、旧日本軍の戦闘機です。
まずは、月光。
そして橘花(きっか)。
こちらは紫電改(しでんかい)。
特攻機、桜花です。周辺の戦闘機と比べると本当に小さく、パイロットと爆弾だけを乗せて飛ぶことが一目でわかります。
生きては帰れないとわかって乗り込む若きパイロットたちの気持ちを思うと、本当にやりきれない気持ちになりました。
これら旧日本軍の戦闘機に覆いかぶさるように大きなエノラ・ゲイが展示されているのは、意図的なものなのか…。考えさせられるコーナーでした。
音速旅客機、コンコルド
戦闘機だけではなく、旅客機も展示されています。旅客機の目玉はこちら、音速旅客機、コンコルド。
見るからに速そうな流線型です。運行コストの割に席数が少なく、普及にはつながりませんでした。
ランチはマックで決まり
充実した展示の航空宇宙博物館別館。ワシントンDCからの往復の移動も含めると見学には丸1日必要です。
博物館から歩いて行ける範囲にレストランはありません。館内には水筒以外の飲食物は持ち込めません(赤ちゃんのミルクや離乳食はOKでした)。必然的にランチや休憩では館内のマクドナルドを利用することになるでしょう。
全世界共通の味で安心、子供が大好きなハッピーセット(アメリカではHappy Meal)もありますよ。
座席はかなり多いので、席取りの心配はいりません。
お昼時はレジが長蛇の列になります。調理も追いつかないのか、ファストフードなのに提供まで時間がかかります(汗)。11時前の早めランチか、2時以降の遅めランチがオススメです。
まとめ
ワシントンDCから離れた立地なので、見逃されがちな航空宇宙博物館別館。でも、今回の旅行で一番心に残った博物館もここでした。
歴史的な飛行機が一堂に集められているのは、飛行機好きでなくても見応えがあります。
丸1日かける価値は充分あり!ぜひ訪ねてみてください。